関東の御家人は自身たちが朝敵(ちょうてき、朝廷にそむく敵のこと)となったことで動揺(どうよう)しましたが、ここで一人の女性が一世一代の演説をしたことによって、逆に結束を固めることになりました。
「皆さん、心を一つにして聞きなさい。これが最後の言葉です。今は亡き頼朝殿から皆さんが受けた恩義は山よりも高く、海よりも深いはずです。今私たちは、不正な命令によって反逆者の汚名を着せられたことで、つぶされようとしています。武士の名誉を重んじるならば、断固として戦うべきです!」。
頼朝の未亡人であり、息子二人を失った後も北条氏を支え続けた「尼(あま)将軍」北条政子の名演説に、頼朝以前の武士の悲惨な待遇を思い出した御家人は、涙ながらに団結して朝廷と戦うことを決意しました。
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