さらにこの流れは、現在の日本国憲法第6条において、国家の最高政治権力者である内閣総理大臣を国家の象徴的ご存在であられる天皇陛下が任命されるという政治的システムとして活かされているのです。
ところで、我が国における政治の「権力」と「権威」との分離は、西洋文明における「教会と王権との分離」と類似しているということをご存知でしょうか。
西洋において王権が強化され、いわゆる「絶対王政」が確立したのは16世紀後半の頃からですが、それまではローマ教皇をはじめとする教会が権威と権力とを両方握っていました。しかし、16世紀初めの宗教改革をきっかけとして、教会はカトリック(=旧教)とプロテスタント(=新教)とに分裂しました。
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