この土器片を「較正(こうせい)炭素年代法」で調査した結果、今から約16500年前のものであることが、翌平成11(1999)年に分かりました。つまり、我が国の縄文文化における土器の技術は、世界最古クラスのものであることが明らかになったのです。
世界最古クラスの土器が存在するということは、縄文文化そのものが世界最先端の技術を誇っていたことを意味します。こうした事実が明らかになったのは、較正炭素年代法などといった、最近の技術研究の進化がもたらしたものでもありました。
要するに、我が国は縄文時代の頃から独自の文明の源泉があり、世界に名立たる「日本文明」を誇っていたことが明らかになったのです。そして、そんな縄文時代の頃から、我が国独自の慣習がありました。
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