明治憲法における「臣民の権利と義務」は、第十九条から第三十五条まで規定されており、それらを簡潔にまとめると以下のとおりとなります。
第十九条 誰でも平等に公務員になれる権利
第二十条 兵役の義務
第二十一条 納税の義務
第二十二条 居住や移転の自由
第二十三条 不当な逮捕(たいほ)の禁止
第二十四条 裁判を受ける権利
第二十五条 住居不法侵入(しんにゅう)の禁止
第二十六条 手紙の秘密を守る権利
第二十七条 財産権 第二十八条 信教の自由
第二十九条 言論、出版、集会、結社の自由
第三十条 政治に意見を言う権利(=請願権)
第三十五条 選挙権
19世紀末に制定されたという事情を考えれば、かなり多くの権利が認められているといえるのではないでしょうか。ちなみに生存権(=社会権)がないのは、それ自体が20世紀に考え出された権利だからであり、明治憲法に含めるのは無理がある話です。
実は、明治憲法は多くの権利や自由を国民に認めた「進んだ憲法」と世界中の当時の学者から評価されており、逆に近代化を始めたばかりの我が国が「これだけ国民の権利を認めて国としてやっていけるのか?」と心配されたというエピソードが残っているのです。
では「法律による制限」という概念はどう解釈すべきでしょうか?




いつも有難うございます。
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ケンシロウ こんにちは。
本日の記事が書かれているところを見ると
無事に戻られたようですね。
昨日の講座も盛況だったことと察します。
第二十条 兵役の義務・・・もう一度復活させて
今の若者を鍛え直すのは如何でしょう?
こんなことを書くと若い方から非難を受けそうですね。
ケンシロウさんへ
黒田裕樹 > 本日の記事が書かれているところを見ると
> 無事に戻られたようですね。
> 昨日の講座も盛況だったことと察します。
有難うございます。
本日の更新は予約投稿でして、今現在(14日午後)も東京にいます(笑)。
講座の方はお蔭様で大盛況でした。詳しい内容は帰宅してからご紹介しますね。
> 第二十条 兵役の義務・・・もう一度復活させて
> 今の若者を鍛え直すのは如何でしょう?
> こんなことを書くと若い方から非難を受けそうですね。
独特のご意見ですね。
実際の兵役は難しいかもしれませんが、現行の自衛隊あたりの体験入隊なら…って、同じですよね(^^ゞ
.
伝次郎 生存権が20世紀にできた価値観とは知りませんでした。何かと日本を否定する人がいるのでこういう一つ一つのことを知ることがとても大事だと思いました。
ちなみに兵役復活は賛成派です。
あと本来の武道の復活に断固賛成です。心身の健康、鍛錬のためにも。
講道館では外国の人が多いようで、年輩の方もされるそうです。
日本人が武道をスポーツ視しているのが大問題です。(色々言いたいことが噴出しそうなのでここまでで止めます。)
アメリカでは徴兵制が廃止となり、そのあとは傭兵など寄せ集めの軍隊になり非常に野蛮になったそうです。軍人は自国民で責任を持ってやるべきです。人任せは危険です。
.
ぴーち こんばんは!
東京講座、無事に終えられ、
大盛況であった事を伺い、私もブログ上だけのお付き合いとはいえ、自分の事の様に大変嬉しく存じました^^
また、後ほど、動画でそのご様子を
確認させてくださいね^^
大変、お疲れ様でした!
記事に関係ないコメントにて、失礼いたします。
応援凸
伝次郎さんへ
黒田裕樹 生存権(=社会権)については、第一次大戦後のドイツのワイマール憲法で初めて定義されたといわれますから、明治憲法にルーツを求めるというのは無茶な話です。こういった一つ一つの真実を確実に押さえていく必要がありますね。
最近は武道が見直されてきているのは良い傾向ですが、仰るとおり単なるスポーツの扱いで済まされるのは困った話ですね。我が国の誇れる伝統や文化でもあるのですが…。
傭兵の弱点は、仰るとおり責任感の欠如ですね。実は東京講演でも少々触れておりますので、そちらでもご覧いただければ幸いです。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 私の講座の成功を我が事のように喜ばれるぴーちさんのお気遣いに感謝いたします。
講座の内容は18日から順次紹介していきますので、楽しみにお待ちくださいね!(^o^)丿
.
紗那 ああ、そうか。二十世紀の憲法じゃないんだった・・・・・・
確かにそうやって考えると、ぜんぜん日本国憲法にもひけをとらないものですねー。なるほど。ちゃんと見れば分かるのか・・・・・・
法律のryの話にも期待してますー
紗那さんへ
黒田裕樹 > ああ、そうか。二十世紀の憲法じゃないんだった・・・・・・
> 確かにそうやって考えると、ぜんぜん日本国憲法にもひけをとらないものですねー。なるほど。ちゃんと見れば分かるのか・・・・・・
そのとおりです。繰り返しになりますが、どうして先入観だけで物事を決め付けてしまうのでしょうか…。正当な教育の重要性を改めて思い知りますね。
> 法律のryの話にも期待してますー
今日(15日)の講座で内容を明らかにしましたよ。
是非お読み下さいね(^_^)v
.
HANA子 金子堅太郎の恩師で、後の連邦最高裁判所裁判官オリバー・ホームズが明治憲法に対して、
「日本古来の歴史、制度、習慣に基き、而してこれを修飾するに欧米の憲法学の論理を適用せられたるにあり」
と賞賛して、なおかつ君主権の制限と国民の政治参加を成り立たせたと、この明治憲法が日本のみならず世界の発展に寄与するものだと言っています
ホームズ氏だけでなく、このように明治憲法を手放しで賞賛している著名な法律家や政治家は多いのですけど、
やっぱり・・・・・・ほとんど人に知られていないンですよねぇ・・・・・・
HANA子さんへ
黒田裕樹 国内での評判が悪い、あるいは無視されているのに、世界での評判は高い。
明治憲法に限らず、我が国でこのような扱いを受けている法律や出来事がいかに多いことでしょうか…(´・ω・`)
同じようなある歴史上の事実について、早ければ4月にも講座で取り上げる予定です。我が国の隠された本当の歴史を、多くの皆様に知って欲しいと切望します。
兵役の義務という踏み絵
- 黒田先生
こんばんは
青田です。
この兵役の義務というのは、。本当の『愛国心』を知る上でも『踏み絵』ですね。
これは、今、民◆党が、通そうとしている『外国人地方参政権』、評論家の大◆研一氏が主張する
『移民の受け入れ。』と主張していますが、
もし、日本が徴兵制度があり、
日本で、『兵役の義務』を果たした者には、外国人の地方参政権を与え、移民にも等しく、兵役の義務を課すとした場合、
それでも、外国人地方参政権、移民の議論が起こるか、疑問です。
というのも、
◆ それまで、日本は、各藩でバラバラであり、
身分制度があったが、それを完全に解体し
祖国のためにという意識という一つになる効果があったのは、兵役の義務だった気がします。
◆ アメリカは、移民国家ですが、ベトナム戦争まで
徴兵制でした。
ベトナム戦争で、黒人、白人が共に戦場で戦ったことで、公民権運動に結びつきました。
『祖国のために一緒に戦った黒人にも同等の権利を。』
◆ ローマ帝国も20年間ローマ軍人として、兵役についたものに、ローマ市民権を与える。
というものでした。
『権利』と『義務』を考える時、『兵役の義務』ほど、わかりやすいものは、ないですね。
青田さんへ
黒田裕樹 確かに分かりやすいですね。
現在の我が国には徴兵制がありませんが、我が国が我が国でなくなった場合はどうなるか分かりません。
本日の記事が書かれているところを見ると
無事に戻られたようですね。
昨日の講座も盛況だったことと察します。
第二十条 兵役の義務・・・もう一度復活させて
今の若者を鍛え直すのは如何でしょう?
こんなことを書くと若い方から非難を受けそうですね。
> 無事に戻られたようですね。
> 昨日の講座も盛況だったことと察します。
有難うございます。
本日の更新は予約投稿でして、今現在(14日午後)も東京にいます(笑)。
講座の方はお蔭様で大盛況でした。詳しい内容は帰宅してからご紹介しますね。
> 第二十条 兵役の義務・・・もう一度復活させて
> 今の若者を鍛え直すのは如何でしょう?
> こんなことを書くと若い方から非難を受けそうですね。
独特のご意見ですね。
実際の兵役は難しいかもしれませんが、現行の自衛隊あたりの体験入隊なら…って、同じですよね(^^ゞ
ちなみに兵役復活は賛成派です。
あと本来の武道の復活に断固賛成です。心身の健康、鍛錬のためにも。
講道館では外国の人が多いようで、年輩の方もされるそうです。
日本人が武道をスポーツ視しているのが大問題です。(色々言いたいことが噴出しそうなのでここまでで止めます。)
アメリカでは徴兵制が廃止となり、そのあとは傭兵など寄せ集めの軍隊になり非常に野蛮になったそうです。軍人は自国民で責任を持ってやるべきです。人任せは危険です。
東京講座、無事に終えられ、
大盛況であった事を伺い、私もブログ上だけのお付き合いとはいえ、自分の事の様に大変嬉しく存じました^^
また、後ほど、動画でそのご様子を
確認させてくださいね^^
大変、お疲れ様でした!
記事に関係ないコメントにて、失礼いたします。
応援凸
最近は武道が見直されてきているのは良い傾向ですが、仰るとおり単なるスポーツの扱いで済まされるのは困った話ですね。我が国の誇れる伝統や文化でもあるのですが…。
傭兵の弱点は、仰るとおり責任感の欠如ですね。実は東京講演でも少々触れておりますので、そちらでもご覧いただければ幸いです。
講座の内容は18日から順次紹介していきますので、楽しみにお待ちくださいね!(^o^)丿
確かにそうやって考えると、ぜんぜん日本国憲法にもひけをとらないものですねー。なるほど。ちゃんと見れば分かるのか・・・・・・
法律のryの話にも期待してますー
> 確かにそうやって考えると、ぜんぜん日本国憲法にもひけをとらないものですねー。なるほど。ちゃんと見れば分かるのか・・・・・・
そのとおりです。繰り返しになりますが、どうして先入観だけで物事を決め付けてしまうのでしょうか…。正当な教育の重要性を改めて思い知りますね。
> 法律のryの話にも期待してますー
今日(15日)の講座で内容を明らかにしましたよ。
是非お読み下さいね(^_^)v
「日本古来の歴史、制度、習慣に基き、而してこれを修飾するに欧米の憲法学の論理を適用せられたるにあり」
と賞賛して、なおかつ君主権の制限と国民の政治参加を成り立たせたと、この明治憲法が日本のみならず世界の発展に寄与するものだと言っています
ホームズ氏だけでなく、このように明治憲法を手放しで賞賛している著名な法律家や政治家は多いのですけど、
やっぱり・・・・・・ほとんど人に知られていないンですよねぇ・・・・・・
明治憲法に限らず、我が国でこのような扱いを受けている法律や出来事がいかに多いことでしょうか…(´・ω・`)
同じようなある歴史上の事実について、早ければ4月にも講座で取り上げる予定です。我が国の隠された本当の歴史を、多くの皆様に知って欲しいと切望します。
こんばんは
青田です。
この兵役の義務というのは、。本当の『愛国心』を知る上でも『踏み絵』ですね。
これは、今、民◆党が、通そうとしている『外国人地方参政権』、評論家の大◆研一氏が主張する
『移民の受け入れ。』と主張していますが、
もし、日本が徴兵制度があり、
日本で、『兵役の義務』を果たした者には、外国人の地方参政権を与え、移民にも等しく、兵役の義務を課すとした場合、
それでも、外国人地方参政権、移民の議論が起こるか、疑問です。
というのも、
◆ それまで、日本は、各藩でバラバラであり、
身分制度があったが、それを完全に解体し
祖国のためにという意識という一つになる効果があったのは、兵役の義務だった気がします。
◆ アメリカは、移民国家ですが、ベトナム戦争まで
徴兵制でした。
ベトナム戦争で、黒人、白人が共に戦場で戦ったことで、公民権運動に結びつきました。
『祖国のために一緒に戦った黒人にも同等の権利を。』
◆ ローマ帝国も20年間ローマ軍人として、兵役についたものに、ローマ市民権を与える。
というものでした。
『権利』と『義務』を考える時、『兵役の義務』ほど、わかりやすいものは、ないですね。
現在の我が国には徴兵制がありませんが、我が国が我が国でなくなった場合はどうなるか分かりません。