翌明治41(1908)年4月から、裕仁(ひろひと)親王殿下(後の昭和天皇)が学習院初等科へご入学されましたが、乃木将軍は明治天皇のご期待に応え、裕仁親王に将来の天皇としての帝王学を厳格に教育すると共に、どんな小さなことでも大切だと思うことは丁寧に教え、親王も素直にそれを守られました。
例えば、乃木将軍は裕仁親王に普段から徒歩で通学されるように指導し、それ以降、親王は雨の日でも馬車に乗らずに、コートを着用されるなどして学校へと向かわれました。また、雪が降る寒い日であってもストーブにあたることなく、外に出て駆け回ることで体を温めるようにも指導したそうです。
親王当時に院長閣下の乃木将軍をお慕(した)いなされた昭和天皇は、後にご自身の人格形成に最も影響があった人物として、乃木将軍の名を挙げておられます。
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