「異文化理解」とか「多文化共生」を、本当に我が国の文化や伝統を大切にしようと思っている人々が主張するのならともかく、いわゆる「反日勢力」が使用するのであれば、これを保守の側が取り込み、先述した「同化政策」にまで持っていかねばならないでしょう。
いずれにせよ、我が国が繁栄を続けることで、近い将来に我が国に入国する外国人が著しく増加して国内で混乱を招く前に、新たに設置される「出入国在留管理庁」のもとで、あらかじめ様々な基準を設けることは、国益に十分かなうのではないでしょうか。
最後に、今回の「入管法等改正案」は決して「移民推進法案」ではありませんし、そんな名前は存在しません。先述した「平和安全法制」が審議された際に、一部の野党やマスコミなどがこぞって「戦争法案」と口を極めて非難しましたが、今回の法案を詳しく精査せずに誤解したままであれば、私たちは当時の反対派を笑う資格はないですよ。
大きな歴史の流れを見極めたうえで、目の前の政策の是非を判断する重要性を痛感させられますね。脊髄(せきずい)反射などもってのほかであり、まさに「百害あって一利なし」です。いやしくも我が国の歴史と伝統を守る「保守」を自任するのであれば、もっと広い視野を持っていただきたいと願っております。
※下記の映像は3月22日までの掲載分をまとめたものです。
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