肥料にも山野(さんや)の草や木の灰を利用した草木灰(そうもくかい)や、青いままの草を刈って田畑に敷(し)き込む刈敷(かりしき)が利用されるなど、次第に工夫されました。また、牛馬(ぎゅうば)を利用した農耕も進み、鎌(かま)や鍬(くわ)などの丈夫で鋭利(えいり)な鉄製の農具が一般農民にまで普及したこと、さらには悪条件でも育つ多収穫米(たしゅうかくまい)である大唐米(だいとうまい)が輸入されたことで、生産性も向上しました。
この頃には、米や麦以外にも染料の原料である藍(あい)や、紙の原料である楮(こうぞ)、灯油の原料となる荏胡麻(えごま)などの栽培(さいばい)が行われるようになったり、絹布(けんぷ)や麻布(まふ)なども織られるようになったりしました。特に、荏胡麻による灯油が広く普及したことで、夜の世界でも長時間の生活が可能になり、人々の生活は劇的に変化していきました。
また手工業(しゅこうぎょう)としては、農具の需要(じゅよう)が増えたことで賃仕事のみで生計(せいけい)を立てる職人も現れるようになり、番匠(ばんしょう、大工のこと)や鍛冶(かじ)、鋳物師(いもじ)、紺屋(こうや、染め物業のこと)などの新しい職業が形成されていきました。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
荏胡麻は、灯油の原料だったのですか!当時の生産量はどうだったのかは存じませんが、今、お店で荏胡麻の油を購入しようとすると、お高いですよね~。とても、貴重な油だったのだと推測します。
荏胡麻続きですが、こちらでは「じゅうね」という名前で、粒のまま、
すり鉢で良く擦って、味噌仕立てでおつゆを作り、そのおつゆで「うどん」「そば」をいただく料理があります♪
じゅうね=荏胡麻は、動脈硬化にも効果があるので、優れた油ですよね^^
血管の中の余計な脂を掃除してくれるので、油をドレッシングとして食べると、ダイエットにも効果があるようですねっ!
と、話が飛躍してしまい、すみませ~ん^^;
それでは、応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 荏胡麻が普及することによって、夜の灯りが確保されて、人々の暮らしは劇的に変化することになりました。その影響は、電気の灯りに慣れきってしまった現代の私たちにはおそらく想像もつかないほどの大きさだったと思います。
そういえば、荏胡麻は食糧にもなるんでしたね。今日のぴーちさんの記事ともども、色々と教えて下さって有難うございます!(^o^)丿
荏胡麻は、灯油の原料だったのですか!当時の生産量はどうだったのかは存じませんが、今、お店で荏胡麻の油を購入しようとすると、お高いですよね~。とても、貴重な油だったのだと推測します。
荏胡麻続きですが、こちらでは「じゅうね」という名前で、粒のまま、
すり鉢で良く擦って、味噌仕立てでおつゆを作り、そのおつゆで「うどん」「そば」をいただく料理があります♪
じゅうね=荏胡麻は、動脈硬化にも効果があるので、優れた油ですよね^^
血管の中の余計な脂を掃除してくれるので、油をドレッシングとして食べると、ダイエットにも効果があるようですねっ!
と、話が飛躍してしまい、すみませ~ん^^;
それでは、応援凸
そういえば、荏胡麻は食糧にもなるんでしたね。今日のぴーちさんの記事ともども、色々と教えて下さって有難うございます!(^o^)丿