「源左衛門、よくぞまいった。いつぞやの大雪の日には大変世話になったな」。そう話しかけてきた旅の僧は、実は鎌倉幕府の最高実力者である、前の執権の北条時頼だったのです。
時頼は源左衛門の忠義(ちゅうぎ)を称(たた)えるとともに、奪われていた彼の領地を取り戻しただけでなく、梅田(うめだ)・松井田(まついだ)・桜井(さくらい)という鉢の木にちなんだ三ヶ所の領地を新たに与えたということです。
以上の話は時頼よりも後の時代につくられたとされており、創作の可能性が高いですが、たとえ「つくり話」であったとしても、時頼であれば似たような行動をしてもおかしくないと当時の人々に思われ続けたからこそ、長く語り継がれてきたのでしょう。また、鎌倉時代の「御恩と奉公」の仕組みや「一所懸命」の思いなどがよく分かる伝説でもあります。




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
人に対して、「平ら」にお付き合い出来るというのは、なかなか
出来ないものですよね。どうしても、相手の方の姿、形を見て、人は判断しがちですものね。
どんなに身分が卑しくても、態度を変えない。。そういう人になりたいものです。
応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 人に対して、「平ら」にお付き合い出来るというのは、なかなか
> 出来ないものですよね。どうしても、相手の方の姿、形を見て、人は判断しがちですものね。
> どんなに身分が卑しくても、態度を変えない。。そういう人になりたいものです。
本当にそうですね。我が国の昔話には、人間の理想たるべき姿が生き生きと描かれているような気がします。まさに私たちに勇気を与えてくれるお話ですね。
.
馬人 良い恩返しのような話ですね(´;ω;`)
優しさは後になって報われるような気がします。。。
やっぱり身だしなみじゃなくて中身だということが改めて実感します。
身なりだけ威張っていても何もありませんしね…^^;
馬人さんへ
黒田裕樹 > 良い恩返しのような話ですね(´;ω;`)
> 優しさは後になって報われるような気がします。。。
私もそう思います。無償の優しさ、見返りを求めない心。こういった思いやりが、後々になって実を結ぶことを信じたいものです。
> やっぱり身だしなみじゃなくて中身だということが改めて実感します。
> 身なりだけ威張っていても何もありませんしね…^^;
これもそのとおりですね。人間は中身が勝負です。
.
スポーツ猫 こんばんわお邪魔します。
互いに見返りを求めない事こそが
素晴しい御恩と奉公のあり方だと
改めて感じさせて貰いましたね。
御恩と奉公もずっとこんな感じの
ものであれば良かったと思いますが
中々そうはいかないものですね。
.黒田裕樹様
りら 時頼であれば
こんなこともあったのでは
と思わせるような時頼は人物だったんですね
納得です
見習いたいです 中々ですが
スポーツ猫さんへ
黒田裕樹 > 互いに見返りを求めない事こそが
> 素晴しい御恩と奉公のあり方だと
> 改めて感じさせて貰いましたね。
素晴らしいお話ですよね。日本人がいかにも好きそうな伝説だからこそ、途切れることなく現代にまで伝わっていると思います。
> 御恩と奉公もずっとこんな感じの
> ものであれば良かったと思いますが
> 中々そうはいかないものですね。
理想と現実のギャップに悩み、苦しむのは現代も過去もないですね(´・ω・`)
でも、その葛藤(かっとう)がまた人間らしさをつくるのだと信じています。
りらさんへ
黒田裕樹 時頼や、祖父の泰時は当時の武士にとって頼りがいのある棟梁(とうりょう)だったと伝えられていますからね。執権自身の人徳も、政治を行ううえでは重要だったのでしょう。
確かに見習いたい人物ではありますね。今はまだはるかに遠いですが、少しでも近づきたいものです。
.
Masa コメントありがとうございました。
いつも、黒田先生のblogを楽しみに拝見させてもらってました。
よろしければ、リンクに追加させていただけないでしょうか?
Masaさんへ
黒田裕樹 > コメントありがとうございました。
> いつも、黒田先生のblogを楽しみに拝見させてもらってました。
こちらこそコメント有難うございます。
このたびは良かったですね(^o^)丿
> よろしければ、リンクに追加させていただけないでしょうか?
もちろんOKですよ!
こちらからもリンクさせていただきますね(^_^)v
.
良 はじめまして、良といいます。
以前から何度か覗かせてもらってました。
今回の話は温かく、心に残るものだと感じました。
なんというか……いい話です。
ボキャ貧なのでこの程度のことしか言えませんが……。
歴史はたくさんの出来事を理解する必要があって大変ですが、
こんな話と一緒だと、理解も助けられて、
きっと忘れることはないだろうなあ、と思います。
これからもまた訪問させてもらうと思います。
更新のほう楽しみにしてます!
どうも、失礼しました。
良さんへ
黒田裕樹 > はじめまして、良といいます。
> 以前から何度か覗かせてもらってました。
はじめまして。いつも当ブログへお越し下さって有難うございます。
> 今回の話は温かく、心に残るものだと感じました。
> なんというか……いい話です。
> ボキャ貧なのでこの程度のことしか言えませんが……。
いえいえ、お気持ちは十分に伝わってますよ。
有難うございます(^^♪
> 歴史はたくさんの出来事を理解する必要があって大変ですが、
> こんな話と一緒だと、理解も助けられて、
> きっと忘れることはないだろうなあ、と思います。
そう仰っていただけると嬉しいですね(^o^)丿
歴史を単なる暗記ととらえてしまうと、覚えるのが苦痛になり、やがては苦手な科目になってしまいます。
本当の歴史は、大きな流れで理解するもの。そして、人物の生き様から見極めるもの。今回のお話が、鎌倉武士の生き生きとした日々の生活や、御家人との「御恩と奉公」によって支えられていた鎌倉幕府のシステムの根本などを、良さんが理解できる手助けになれば、こんなに有難いことはないですよ。
> これからもまた訪問させてもらうと思います。
> 更新のほう楽しみにしてます!
> どうも、失礼しました。
はい、また是非お越し下さい。
そして、もし分かりにくいところがあれば、ご遠慮なくコメントを残してください。
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
人に対して、「平ら」にお付き合い出来るというのは、なかなか
出来ないものですよね。どうしても、相手の方の姿、形を見て、人は判断しがちですものね。
どんなに身分が卑しくても、態度を変えない。。そういう人になりたいものです。
応援凸
> 出来ないものですよね。どうしても、相手の方の姿、形を見て、人は判断しがちですものね。
> どんなに身分が卑しくても、態度を変えない。。そういう人になりたいものです。
本当にそうですね。我が国の昔話には、人間の理想たるべき姿が生き生きと描かれているような気がします。まさに私たちに勇気を与えてくれるお話ですね。
優しさは後になって報われるような気がします。。。
やっぱり身だしなみじゃなくて中身だということが改めて実感します。
身なりだけ威張っていても何もありませんしね…^^;
> 優しさは後になって報われるような気がします。。。
私もそう思います。無償の優しさ、見返りを求めない心。こういった思いやりが、後々になって実を結ぶことを信じたいものです。
> やっぱり身だしなみじゃなくて中身だということが改めて実感します。
> 身なりだけ威張っていても何もありませんしね…^^;
これもそのとおりですね。人間は中身が勝負です。
互いに見返りを求めない事こそが
素晴しい御恩と奉公のあり方だと
改めて感じさせて貰いましたね。
御恩と奉公もずっとこんな感じの
ものであれば良かったと思いますが
中々そうはいかないものですね。
こんなこともあったのでは
と思わせるような時頼は人物だったんですね
納得です
見習いたいです 中々ですが
> 素晴しい御恩と奉公のあり方だと
> 改めて感じさせて貰いましたね。
素晴らしいお話ですよね。日本人がいかにも好きそうな伝説だからこそ、途切れることなく現代にまで伝わっていると思います。
> 御恩と奉公もずっとこんな感じの
> ものであれば良かったと思いますが
> 中々そうはいかないものですね。
理想と現実のギャップに悩み、苦しむのは現代も過去もないですね(´・ω・`)
でも、その葛藤(かっとう)がまた人間らしさをつくるのだと信じています。
確かに見習いたい人物ではありますね。今はまだはるかに遠いですが、少しでも近づきたいものです。
いつも、黒田先生のblogを楽しみに拝見させてもらってました。
よろしければ、リンクに追加させていただけないでしょうか?
> いつも、黒田先生のblogを楽しみに拝見させてもらってました。
こちらこそコメント有難うございます。
このたびは良かったですね(^o^)丿
> よろしければ、リンクに追加させていただけないでしょうか?
もちろんOKですよ!
こちらからもリンクさせていただきますね(^_^)v
以前から何度か覗かせてもらってました。
今回の話は温かく、心に残るものだと感じました。
なんというか……いい話です。
ボキャ貧なのでこの程度のことしか言えませんが……。
歴史はたくさんの出来事を理解する必要があって大変ですが、
こんな話と一緒だと、理解も助けられて、
きっと忘れることはないだろうなあ、と思います。
これからもまた訪問させてもらうと思います。
更新のほう楽しみにしてます!
どうも、失礼しました。
> 以前から何度か覗かせてもらってました。
はじめまして。いつも当ブログへお越し下さって有難うございます。
> 今回の話は温かく、心に残るものだと感じました。
> なんというか……いい話です。
> ボキャ貧なのでこの程度のことしか言えませんが……。
いえいえ、お気持ちは十分に伝わってますよ。
有難うございます(^^♪
> 歴史はたくさんの出来事を理解する必要があって大変ですが、
> こんな話と一緒だと、理解も助けられて、
> きっと忘れることはないだろうなあ、と思います。
そう仰っていただけると嬉しいですね(^o^)丿
歴史を単なる暗記ととらえてしまうと、覚えるのが苦痛になり、やがては苦手な科目になってしまいます。
本当の歴史は、大きな流れで理解するもの。そして、人物の生き様から見極めるもの。今回のお話が、鎌倉武士の生き生きとした日々の生活や、御家人との「御恩と奉公」によって支えられていた鎌倉幕府のシステムの根本などを、良さんが理解できる手助けになれば、こんなに有難いことはないですよ。
> これからもまた訪問させてもらうと思います。
> 更新のほう楽しみにしてます!
> どうも、失礼しました。
はい、また是非お越し下さい。
そして、もし分かりにくいところがあれば、ご遠慮なくコメントを残してください。
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m