黄色人種どころか、自分たちが人間扱いしてこなかった旧植民地の被支配者層がつくった製品ですら、自国ではつくることができない。この残酷な現実を突き付けられたとき、東欧諸国民は「自分たちがこうなってしまったのは、共産主義体制に問題があるに違いない」という「真実」に気づきました。
東欧共産主義国家が相次いで倒れたのは、単なる経済破綻(はたん)でもなければ、民主化運動の高まりだけでもありません。「百聞は一見に如(し)かず」ということわざがあるように、東欧諸国民がハイテク製品を見たことで、自国の国家体制に疑問を抱いたからこそ、内部からあっけなく崩壊してしまったのです。
そして、その崩壊のきっかけとなったものこそが、日本がつくったハイテク製品でした。すなわち、東欧共産主義国家の破綻は我が国にこそその遠因があり、また、それは大国ソ連といえども例外ではなかったのです。
※下記の映像は12月12日までの掲載分をまとめたものです。
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