「私は佐野源左衛門常世と申します。かつてはこのあたり一帯を治めておりましたが、一族の者に領地を奪われ、今はごらんの通りに落ちぶれてしまいました」。
源左衛門の話を聞いていた旅の僧が周囲を見渡すと、立てかけられた大きな薙刀(なぎなた)や、鎧(よろい)が入っていると思われる大きな箱を見つけました。僧の視線に気がついた源左衛門は、力を込めて話を続けました。
「しかしながら、我が身がいかに落ちぶれたとはいえ、この源左衛門は鎌倉殿の御家人。いざ鎌倉に一大事があらば、古ぼけた鎧であってもこれを身につけ、さびたといえどもあの薙刀を持ち、やせ馬にむち打って、誰よりも早く鎌倉にかけつけて、生命を懸けて戦うつもりでござる!」
源左衛門の見事な覚悟ぶりに、旅の僧は黙って何度もうなずきました。そして翌朝、旅の僧は丁重(ていちょう)にお礼を述べて、源左衛門の家から旅立ちました。
(つづく)




いつも有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
ド素人の質問で大変恐縮ですが、
「佐野源左衛門常世」という名前は、佐野・源左衛門・常世 と分解されるのでしょうか?例えば、外国人のように、
ファースト・ミドル・ラストネーム
という区分がされているんですかね?
それとも、佐野・源左衛門常世と区切るのかしら・・・
それにしても、黒田さんのお話は、その情景が克明に浮かんでくるようですね^^
続きが楽しみです♪
では、応援凸
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > ド素人の質問で大変恐縮ですが、
> 「佐野源左衛門常世」という名前は、佐野・源左衛門・常世 と分解されるのでしょうか?例えば、外国人のように、
> ファースト・ミドル・ラストネーム
> という区分がされているんですかね?
> それとも、佐野・源左衛門常世と区切るのかしら・・・
昔の日本人は、本名(=イミナ)の他に通称(=アザナ)を持っていまして、生存中はよっぽどのことがない限りアザナで呼び合うしきたりでした(死亡後は本名が使われます)。例えば、西郷隆盛が生存中はアザナで「吉之助どん」と呼ばれていたり、遠山の金さんが本名の景元(かげもと)ではなくアザナの「金四郎」と呼ばれたりしています。
従って、佐野源左衛門常世さんの場合も、通常は「源左衛門」と呼ばれていたわけです。なお、この習慣は明治以降はなくなっています。
> それにしても、黒田さんのお話は、その情景が克明に浮かんでくるようですね^^
> 続きが楽しみです♪
有難うございます(^o^)丿
次回がいよいよ最終回になりますので、お楽しみに!(^_^)v
.黒田裕樹さん
りら 高橋大輔の先輩と聞いて
羨ましいです
一緒に応援出来ますね
宜しくです
りらさんへ
黒田裕樹 コメント有難うございます。
高橋選手は我が国の宝であると同時に、大学の後輩であることを私は誇りに思っております。
世紀の大舞台で、自身の実力を出し切ってもらいたいですね。それさえできれば、結果は後からついてくると信じております。
.ごぶさたしております。
星月冬灯 お久しぶりです!!
ようやく時間ができたので、
遊びにきました ^^
また通わせて頂きますね☆
これからも宜しくお願いしますw
ゆっくり記事読ませて頂きます。
まずはごぶさたしておりました
ご挨拶をww
では ^^
星月冬灯さんへ
黒田裕樹 お久しぶりです。お元気でしたか?
時間ができてまたお越しいただけるとのこと、有難く思います。
よろしければ、またご意見を仰っていただければ幸いです(^^♪
ド素人の質問で大変恐縮ですが、
「佐野源左衛門常世」という名前は、佐野・源左衛門・常世 と分解されるのでしょうか?例えば、外国人のように、
ファースト・ミドル・ラストネーム
という区分がされているんですかね?
それとも、佐野・源左衛門常世と区切るのかしら・・・
それにしても、黒田さんのお話は、その情景が克明に浮かんでくるようですね^^
続きが楽しみです♪
では、応援凸
> 「佐野源左衛門常世」という名前は、佐野・源左衛門・常世 と分解されるのでしょうか?例えば、外国人のように、
> ファースト・ミドル・ラストネーム
> という区分がされているんですかね?
> それとも、佐野・源左衛門常世と区切るのかしら・・・
昔の日本人は、本名(=イミナ)の他に通称(=アザナ)を持っていまして、生存中はよっぽどのことがない限りアザナで呼び合うしきたりでした(死亡後は本名が使われます)。例えば、西郷隆盛が生存中はアザナで「吉之助どん」と呼ばれていたり、遠山の金さんが本名の景元(かげもと)ではなくアザナの「金四郎」と呼ばれたりしています。
従って、佐野源左衛門常世さんの場合も、通常は「源左衛門」と呼ばれていたわけです。なお、この習慣は明治以降はなくなっています。
> それにしても、黒田さんのお話は、その情景が克明に浮かんでくるようですね^^
> 続きが楽しみです♪
有難うございます(^o^)丿
次回がいよいよ最終回になりますので、お楽しみに!(^_^)v
羨ましいです
一緒に応援出来ますね
宜しくです
高橋選手は我が国の宝であると同時に、大学の後輩であることを私は誇りに思っております。
世紀の大舞台で、自身の実力を出し切ってもらいたいですね。それさえできれば、結果は後からついてくると信じております。
ようやく時間ができたので、
遊びにきました ^^
また通わせて頂きますね☆
これからも宜しくお願いしますw
ゆっくり記事読ませて頂きます。
まずはごぶさたしておりました
ご挨拶をww
では ^^
時間ができてまたお越しいただけるとのこと、有難く思います。
よろしければ、またご意見を仰っていただければ幸いです(^^♪