その後、占領期から朝鮮特需、そして高度経済成長を経て、見事に復興を成し遂げ、世界有数の経済大国となった我が国は、二度にわたる石油危機も乗り越え、次々と新商品を開発するようになりました。
日本の優れた製品は、やがて東欧諸国にも輸出されるようになりましたが、共産主義国家で経済が悪化し、技術力も停滞したままの東欧諸国では「Made in Japan」のハイテク製品をつくることができませんでした。
かつての歴史を知る東欧諸国民にとって、見下していたはずの黄色人種国家である日本の製品が、自国産のものよりも優れているというのは、たとえ日本が日露戦争でロシアに勝った国であるということが分かっていても、それはそれで屈辱的(くつじょくてき)なものでした。
ところが、日本と同じだけのハイテク製品を、マレーシアやインドネシアなど、かつて白人国家の植民地であった国々がつくっていることが分かると、東欧諸国民はより激しい衝撃を受けるようになったのです。
※下記の映像は12月12日までの掲載分をまとめたものです。
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