開放経済体制の下で国際競争力を高めるために、我が国の企業も様々な動きを見せました。例えば、昭和39(1964)年には財閥(ざいばつ)解体によって3社に分割された「三菱重工」が再合併しました。
また、昭和45(1970)年には八幡製鉄と富士製鉄とが合併して「新日本製鉄」が創立されるなど、企業の大型合併が進められました。なお、同社は平成24(2012)年に住友金属工業と合併して「新日鉄住金」となっています。
この他、三井・三菱・住友・富士・三和・第一勧銀など、旧財閥系を中心とする都市銀行が、系列企業への融資を通じて「企業集団」を形成するなどの動きも見られました(これを「六大企業集団」といいます。
かくして、経済を大幅に成長させる政策を次々と行った自由民主党への支持が我が国で高まったことが、55年体制のもとで保守政権が長期化していく流れをもたらしたのです。
※下記の映像は10月15日までの掲載分をまとめたものです。
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