「長い間、遠い外国でいろいろ苦労して大変であっただろうと思うとき、私の胸は痛むだけでなく、このような戦争があったことに対し、深く苦しみをともにするものであります。皆さんは、外国において、いろいろと築き上げたものを全部失ってしまったことであるが、日本という国がある限り、再び戦争のない平和な国として新しい方向に進むことを希望しています。みなさんと共に手を携(たずさ)えて、新しい道を築き上げたいと思います」。
昭和天皇のお言葉を受け、引揚げ者の一人が陛下に近づいて、以下のように言いました。
「私は陛下を恨んだこともありました。しかし苦しんでいるのは私だけではなく、陛下も苦しんでいらっしゃることが今分かりました。今日からは決して世の中を呪いません。人を恨みません。陛下と一緒に私も頑張ります!」
この言葉に対して、側(そば)にいた青年が声をあげて泣き伏しました。
「こんなはずじゃなかった。こんなはずじゃなかった。俺が間違っておった。俺が誤っておった!」
※下記の映像は8月28日までの掲載分をまとめたものです。
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