英米が外国債の発行に応じた理由としては、自国の東アジアに関する権益を日本に守ってもらいたいという思惑があったのも確かですが、何よりも日英同盟が大きな効果をもたらしていたことは言うまでもありません。
この他、我が国はアメリカ在住のユダヤ人からも多額の貸し付けを得ることができました。これは、当時のロシアがユダヤを迫害していたため、我が国に積極的に援助したのではないかと考えられています。
こうして何とか資金の都合をつけたことで、戦争を続けることが可能になった我が国でしたが、国力や戦力の圧倒的な違いがあったことから、世界では我が国がロシアに敗北するであろう、という見方が圧倒的でした。
ところが、いざ戦争が始まると、我が国は予想外の戦いぶりを見せました。そこには「ロシアの南下をこのまま許せば、我が国の未来はないから戦うしかない。戦うからには勝たねばならず、もし敗れるようなことがあれば、我が国はそれこそ滅亡するしかない」という、まさに「背水の陣」ともいうべき悲壮(ひそう)な覚悟があったのです。
※下記の映像は3月25日までの掲載分をまとめたものです。
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