一方、イギリスは「名誉ある孤立(Splendid Isolation)」を唱え、他国と同盟を結ばずに独立独歩の道を歩んできましたが、ロシアによる露骨な南下政策が活発化するようになると、東アジアにおける植民地などの自国の権益をどのようにして守るか、ということが大きな課題となりました。
世界に冠たる大英(だいえい)帝国といえども、極東に多数の兵士を配置するまでの余裕はありません。やがてイギリス政府内において、東アジアの権益を守るためには、利害関係のない国との同盟が必要ではないかという声が高まりました。
そんなイギリスの目に留(と)まった国こそが、我が日本でした。先述した北清事変の際に、我が国が数々の「優等生」的な態度を示したことによって、イギリス政府の日本への信頼度が高まったことが大きな効果をもたらしたのです。
※下記の映像は3月15日までの掲載分をまとめたものです。
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