1.朝鮮の独立を認めること(詳細は先述のとおり)
2.遼東半島・台湾・澎湖(ほうこ)諸島を割譲(かつじょう)すること
3.賠償金として2億両(テール、清の通貨単位。当時の日本円で約3億1,000万円)を支払うこと
4.新たに沙市(さし)・重慶(じゅうけい)・蘇州(そしゅう)・杭州(こうしゅう)の4港を開くこと
このうち、2.や3.に関しては「敗戦国が相手国に対して領土を割譲して賠償金を支払う」というのが当時の世界の常識であり、決して我が国だけが欲張ったわけではありません。
また、台湾やその西に位置する澎湖諸島は、清国にとってはそもそも「化外(けがい)の地」、つまり実効的支配が及ばないと考えられていましたし、遼東半島も万里の長城の外に位置することから、それほど重要性が高くありませんでした。
にもかかわらず、新たに我が国が得た領土に対して、激しく抗議してくる国が現れてしまったのです。
※下記の映像は3月6日までの掲載分をまとめたものです。
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