最初に挙げられるのは、生類憐みの令を原因とする「治安の劇的な変化」でしょう。生類憐みの令によって培(つちか)われた道徳心が治安の良化をもたらし、安心して暮らせる環境によって、人々は精神面での余裕を実感するようになりました。
二つ目は元禄小判がもたらした「経済の発展」です。精神面の余裕に加えて、それまでの減税によって人々の購買意欲が高まりつつあったところへ貨幣価値の低下を行ったことが景気を刺激し、経済面での大いなる発達をもたらしました。
また、元禄小判の発行は勘定吟味役だった荻原重秀の進言でしたが、彼の意見が採用されやすいように側用人など政治のシステムを改革したことも大きかったでしょう。綱吉による治世は、実は経営者が学ぶべき視点も多く備わっているのです。
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