江戸時代の初期には、新田開発や都市機能の整備といった多くのインフラが必要とされましたが、その原資として農民からの年貢(ねんぐ)が利用されたため、当時は「七公三民」のような厳しい税率となりました。
しかし、綱吉の治世の頃までには、インフラが一段落したことで次第に減税となり、人々の暮らしに余裕が生まれ、その中から人々の多くが「遊び」を求めるようになり、ニーズに応える形で様々な文化が生まれました。これが元禄文化なのです。
また、生活の余裕はそれまでの自給自足から消費経済、さらには貨幣経済の暮らしへと変化していったことで好景気をもたらし、結果として都市の人口が急増しましたが、それに見合うだけの物資がそろわず、供給が追いつかなかったために、物価が上昇してインフレーションが発生していたのです。
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