また生類憐みの令以外にも、綱吉は側用人(そばようにん)の柳沢吉保(やなぎさわよしやす)を重用して政治の一切を任せたことで、吉保による偏った賄賂政治の横行を招いたり、また綱吉の治世の間に貨幣の価値を落としたことで、幕府が不正な利益を上げたばかりか、物価が高騰して庶民に大きな迷惑をかけたりしたことなどが一般的に知られています。
これらのことがすべて真実だとすれば、現代の私たちでも綱吉の政策には大きな疑問を感じざるを得ませんが、綱吉は本当に庶民に大迷惑をかけた「暗君」であり、また彼の治世は「暗黒時代」といって差し支えないのでしょうか。
史実は全く異なります。綱吉の治世の元禄時代は、わが国史上初めて庶民中心の文化が栄えた成長期であったとともに、治安も良くなり、また経済も大いに発展したのが真実なのです。
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