アメリカやイギリスを中心とする重要資源の輸入制限に悩まされた我が国は、蘭印(=オランダ領東インド、現在のインドネシア)に対して戦略物資の輸入の交渉を始めましたが、当時のオランダは裏でアメリカやイギリスとつながっており、断続的に行われた交渉は最終的に失敗に終わりました。
こうして、アメリカ(America)・イギリス(Britain)・中国(China)・オランダ(Dutch)といった東アジアに権益を持つ国々が、共同して我が国の南方進出を抑えようとする構図が形成されました。これをABCDライン(またはABCD包囲網)といいます。
ABCDラインの中心となったのはアメリカでしたが、ハリマンが提案した南満州鉄道(=満鉄)の共同経営の拒否以来、長い時間をかけて反日体制が構築されてきたとはいえ、なぜここまで強気の姿勢を崩さず、我が国を追いつめようとしたのでしょうか。
実は、この背景にはアメリカとイギリスによる「利害の一致」に基づく共同戦線があったのです。
※下記の映像は4月14日までの掲載分をまとめたものです。
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ぴーち こんばんは!
自国の利益の為なら
とことん相手を食い物にすると言う考え方も
貪欲過ぎれば、その後の腹痛に
苦しめられるというものを知っていただかないと・・
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
現状の世の中も、果たしてどうなることやら…。
自国の利益の為なら
とことん相手を食い物にすると言う考え方も
貪欲過ぎれば、その後の腹痛に
苦しめられるというものを知っていただかないと・・
現状の世の中も、果たしてどうなることやら…。