文科省が改定案公表後にパブリックコメント(意見公募)を実施したところ、呼称の変更に批判的な意見が多かったほか、教員からも「小中で呼称が異なれば子供たちが混乱する」「指導の継続性が損なわれる」といった意見が出ていたそうです。
こうした状況を踏まえ、文科省は小中ともに聖徳太子の表記に統一し、中学では日本書紀や古事記に「厩戸皇子」などと表記されていることも明記する方向で調整することになりました。
また、同じく次期学習指導要領で削除される予定だった「鎖国」の表記についても、小学校で「幕府の対外政策」、中学でも「江戸幕府の対外政策」とした改定案から、幕末の「開国」との関係に配慮して「鎖国などの幕府の対外政策」といった表記で検討するそうです。
参考:次期指導要領で「聖徳太子」復活へ 文科省改定案、「厩戸王」表記で生徒が混乱 「鎖国」も復活
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ぴーち こんばんは!
鎖国など・・
のなどと言葉を限定せずに
ぼかす事で本当は完全封鎖では
無かった事を強調したかったのでしょうか?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 確かに「完全な鎖国」ではなかったのですが、「海国」との対比や、当時の幕府の対外政策としては「鎖国」の言葉を残した方が分かりやすいという一面もありますね。
鎖国など・・
のなどと言葉を限定せずに
ぼかす事で本当は完全封鎖では
無かった事を強調したかったのでしょうか?