また、当時のイギリスのサッチャー首相(保守党)は、経済に対する政府の過度の介入を避け、民間の活力に重きを置いた「小さな政府」をめざそうとする「新自由主義」を唱えていましたが、レーガンはサッチャー政権と協調したうえで、「強いアメリカ」を標榜(ひょうぼう、主義・主張や立場などを公然と表すこと)して、ソ連に対する強硬姿勢を見せました。
レーガンによる軍備の拡大は、必然的にソ連との軍拡競争をもたらしたため、米ソによる「新冷戦」と呼ばれましたが、果てしない軍拡競争によって、経済が急速に悪化したアメリカは、海外製品の流入などによる国内産業の空洞化や、国家財政と国際収支のいわゆる「双子の赤字」に苦しんだのみならず、世界最大の債務国へと転落してしまいました。
この頃にアメリカによって我が国にもたらされた、自動車などの輸出の自主規制や、農産物の輸入自由化を強く求めるといった貿易摩擦(まさつ)は、こうした背景から生まれたものでした。アメリカからすれば、「誰がお前の平和を守ってやっているんだ」という思いがあったのかもしれませんね。
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青田です。 青田です。
トランプ大統領は、このレーガン大統領を尊敬していて、レーガン大統領の政策を模倣したいと語っていました。
安全保障では
① レーガン時代は、ソ連が仮想敵国。
② トランプ大統領は、中国が仮想敵国。
(経済政策)
① レーガン時代は、大幅減税、インフラ整備。
→ 規制緩和による需要中心の政策ではなく、供給力強化。
②レーガン時代は、大幅減税、インフラ整備。
→ 保護貿易。需要中心の政策ではなく、供給力強化。
(貿易での主張)
① レーガン時代は、貿易不均衡で、日本バッシング。(自動車などの輸出の自主規制や、農産物の輸入自由化を強く求める。)
② トランプ大統領は、日本バッシング。
(自動車などの輸出の自主規制や、農産物の輸入自由化を強く求める。)
私は、安全保障と経済問題は、分けて考えて欲しいとは、思いますが、人間というのは、論理ではなく、感情の生き物なので、無理かもしれません。
トランプ大統領には、是と非がありますが、
支持派、不支持派がありますし、
世の中の流れが今とは、違いますが、トランプ大統領は、レーガンを目指していることだけは確かです。
ぴーち こんばんは!
結局、自国だけいい思いは出来ないという事でしょうね。
特に傲慢、虚勢は
自分で自分の首を締める結果になりうるし
他国へも悪影響を及ぼす悪因になりかねないという
事ですよね。
青田さんへ
黒田裕樹 なるほど、同じ共和党だけに共通点が多そうですね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 残念ながら、仰るとおりですね。
だからこそ、限られた条件のなかで我が国は様々な問題を片付けねばなりません。
青田です。 青田です。
(1981年)
アメリカの
レーガン大統領とイギリスのサッチャー首相。
(現在、2017年)
保護貿易のアメリカの
トランプ大統領と
EU離脱のメイ首相。
何か世の中の流れを感じます。
アングロサクソンは、バランスを取り、改革ができるような気がします。
青田さんへ
黒田裕樹 確かに似通ってますね。
今後の歴史の流れに注目したいです。
トランプ大統領は、このレーガン大統領を尊敬していて、レーガン大統領の政策を模倣したいと語っていました。
安全保障では
① レーガン時代は、ソ連が仮想敵国。
② トランプ大統領は、中国が仮想敵国。
(経済政策)
① レーガン時代は、大幅減税、インフラ整備。
→ 規制緩和による需要中心の政策ではなく、供給力強化。
②レーガン時代は、大幅減税、インフラ整備。
→ 保護貿易。需要中心の政策ではなく、供給力強化。
(貿易での主張)
① レーガン時代は、貿易不均衡で、日本バッシング。(自動車などの輸出の自主規制や、農産物の輸入自由化を強く求める。)
② トランプ大統領は、日本バッシング。
(自動車などの輸出の自主規制や、農産物の輸入自由化を強く求める。)
私は、安全保障と経済問題は、分けて考えて欲しいとは、思いますが、人間というのは、論理ではなく、感情の生き物なので、無理かもしれません。
トランプ大統領には、是と非がありますが、
支持派、不支持派がありますし、
世の中の流れが今とは、違いますが、トランプ大統領は、レーガンを目指していることだけは確かです。
結局、自国だけいい思いは出来ないという事でしょうね。
特に傲慢、虚勢は
自分で自分の首を締める結果になりうるし
他国へも悪影響を及ぼす悪因になりかねないという
事ですよね。
だからこそ、限られた条件のなかで我が国は様々な問題を片付けねばなりません。
(1981年)
アメリカの
レーガン大統領とイギリスのサッチャー首相。
(現在、2017年)
保護貿易のアメリカの
トランプ大統領と
EU離脱のメイ首相。
何か世の中の流れを感じます。
アングロサクソンは、バランスを取り、改革ができるような気がします。
今後の歴史の流れに注目したいです。