新安保条約をめぐる闘争は、当時の国論を二分する激しいものとなりましたが、この背景には、新安保条約の発効によって日米間の軍事同盟が強化されれば、ソ連(後のロシア)などが目論(もくろ)んでいた日本の共産主義化に大きな影響を与えるという側面があったと考えられています。
しかしながら、日米が対等の関係に近づいた新安保条約によって、アメリカの「核の傘」に入るという選択を強(し)いられながらも、我が国の安全保障が飛躍的に高まったことが、その後の平和と繁栄をもたらした歴史の真実なのです。
つまり、我が国が曲がりなりにも平和を保っていられるのは、アメリカという抑止力のおかげであり、決して憲法第9条の「平和主義」によるものではないという事実を、未来ある学生たちに正しく教えなければならないことを、教師としてしっかりと自覚しなければなりません。
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ぴーち こんばんは!
確かに憲法9条の平和主義だけでは無いという事は言えると思いますが、それでも近年の戦争の中で
アメリカ側の強い要請に対しての
盾になって来たことは紛れもない事実であった
様に伺った事があります。
勿論
完全な抑止力では無いにせよ
全く無意味でも無かったはずだと思います。
教育の怖さ
青田です。 青田です。
この学生運動をしていた世代は、GHQによるウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの教育を受けた世代です。
つまり、戦前全否定世代です。
教育=国力で、スグには成果が出ないですが、10年後には必ず、成果でます。
こういう最悪のカタチで、成果が出たように思います。
今から、考えると、私の小学校の教師は、ちょうどこの世代で、毎日のように戦前=悪、軍部=悪、天皇=否定という発言をしていた気がします。
それを聞いた世代が今の50代、40代です。
日本の国力も弱くなって当然だと思いました。
教育は、諸刃の剣ですね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 以前にも本編で申し上げましたが、平和主義のうち、9条1項の「戦争の放棄」は、私も全く異論がありません。
しかしながら、2項の「戦力の不保持」「交戦権の否認」という内容をそのままにしていては、相手国の侵略を防ぐことが出来ない、という点において、今回の見解につながることをご理解くだされば幸甚です。
青田さんへ
黒田裕樹 まさしく仰るとおりですが、だからこそ、そのような勢力に負けるわけにはいきません。
確かに憲法9条の平和主義だけでは無いという事は言えると思いますが、それでも近年の戦争の中で
アメリカ側の強い要請に対しての
盾になって来たことは紛れもない事実であった
様に伺った事があります。
勿論
完全な抑止力では無いにせよ
全く無意味でも無かったはずだと思います。
この学生運動をしていた世代は、GHQによるウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの教育を受けた世代です。
つまり、戦前全否定世代です。
教育=国力で、スグには成果が出ないですが、10年後には必ず、成果でます。
こういう最悪のカタチで、成果が出たように思います。
今から、考えると、私の小学校の教師は、ちょうどこの世代で、毎日のように戦前=悪、軍部=悪、天皇=否定という発言をしていた気がします。
それを聞いた世代が今の50代、40代です。
日本の国力も弱くなって当然だと思いました。
教育は、諸刃の剣ですね。
しかしながら、2項の「戦力の不保持」「交戦権の否認」という内容をそのままにしていては、相手国の侵略を防ぐことが出来ない、という点において、今回の見解につながることをご理解くだされば幸甚です。