また、天照大神の命によって皇孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が高天原(たかまがはら)から日向の高千穂(たかちほ)に天降(あまくだ)りなさったという天孫降臨(てんそんこうりん)の際に、天児屋根命は瓊瓊杵尊に付き従ったとされています。
つまり、藤原氏は、神話の代から皇室に忠実に仕える家であると決められていました。そんな伝統があったからこそ、藤原氏の権勢がどれだけ強力なものになろうとも、自分が天皇になろうとは思わない、いや思えなかったのです。
また、武家として初めて政権を握った平氏や源氏も、元々は皇室の血を引いていましたから、本家を侵(おか)すことが出来ずに朝廷をそのまま残しましたし、その考えが足利氏以降の武家政権にも脈々と受け継がれています。
我が国では長いあいだ、神話というものが常に意識されてきました。そんな思いが長年の伝統として自然と皇室を尊敬する気持ちを高めるとともに、藤原氏自らが天皇になるという道を閉ざしてきたのです。
※下記の映像は9月20日までの掲載分をまとめたものです。
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ぴーち こんばんは!
なるほど。。
例えば、私設で建てられた学校で
代々その家に生まれた子供が
学校長として役職を任されているような
所は、いくら外部の教師が学長に
なろうとしても、所詮教頭までしかなれない
と同じようなものですかね(^_^;)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 なるほど、そういう例えもありますね。
いずれにしましても、我が国の皇室のご存在の大きさがうかがえます。
オバrev お天道さまが見ているという、ある意味非科学的な事を信じる私ですが、それは藤原氏も同じだったのかも(^_^;)
オバrevさんへ
黒田裕樹 仰るとおりだと思います。藤原氏のみならず、私たち国民が同じ思いなのかもしれませんね。
なるほど。。
例えば、私設で建てられた学校で
代々その家に生まれた子供が
学校長として役職を任されているような
所は、いくら外部の教師が学長に
なろうとしても、所詮教頭までしかなれない
と同じようなものですかね(^_^;)
いずれにしましても、我が国の皇室のご存在の大きさがうかがえます。