ちなみに、投票そのものの啓発運動は、教師が行っても何の問題もありません。しかし、特定の政党や団体へ投票を誘導したり、現実にあり得ないことを公言して、誤った認識で投票させたりするような行為は、政治的中立性の観点から決して許されません。
にもかかわらず、名古屋市立中学の50歳代の男性教諭が、参院選期間中の社会の授業で「与党の自民・公明が議席の3分の2を獲得すると、憲法改正の手続きを取ることも可能になる」「そうなると、戦争になった時に行くことになるかもしれない」などと発言していますが、同じ身分の者として、このような教師が存在することは恥ずかしい限りです。
そもそも、兵器がハイテク化された現在では、軍事に関して専門的な知識が必要になりますから、昔のような徴兵制で兵力を確保する時代とは全く異なっているうえに、徴兵制そのものが日本国憲法第18条の「苦役(くえき)からの自由」に明確に違反します。
つまり、今の憲法第18条を改正しない限り、現状では徴兵制はあり得ず、従って「戦争に行く」ことも考えられないのです。先述の教師は恐らく社会科担当だと思われますが、そんな基本的なことも理解できずに、あまつさえ生徒に「嘘」を教えようとしたのですから、見識が疑われても致し方ないのではないでしょうか。
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ぴーち こんばんは!
確かに教師たるもの
私情を挟んだモノの言い方をするべきでは有りませんよね。
我見を他人に押し付ける事は
教師ならずも
世間から敬遠されはしますが(^_^;)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。ましてや、公教育の奉仕者たる教師であればなおさらです。
確かに教師たるもの
私情を挟んだモノの言い方をするべきでは有りませんよね。
我見を他人に押し付ける事は
教師ならずも
世間から敬遠されはしますが(^_^;)