実は、60歳代の投票率は、過去には87%台にまで達したこともあり、ここ30年以上ものあいだ、世代間でトップの投票率となっていますし、前回の投票率も、20歳代(32.58%)の2倍以上となっています。
世代間でこれだけの差が開けば、投票先によって今後の政局の行方が左右されるという現実を考えれば、どうしても60歳代、すなわち年金問題が生活に直結する世代を重視した政策を行わざるを得ません。
ということは、若い世代にとって重要な、正規や非正規といった就職の問題や、若者の結婚難による少子化の問題、あるいは進学に伴う奨学金の問題などが、どうしても重要視されなくなってしまいますが、そうした現状は、実は「投票に行かない20歳代の有権者」自身がもたらした、厳しく言えば「自業自得」であるともいえるのです。
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ぴーち こんばんは!
こういう事実は、若い世代は知らないのでは無いでしょうか?
それでも例えば知ったとしても、慌てて投票に行くほど現状が厳しい状態でなければ、政治に対しての無関心は続くのでしょうけれど。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > こういう事実は、若い世代は知らないのでは無いでしょうか?
> それでも例えば知ったとしても、慌てて投票に行くほど現状が厳しい状態でなければ、政治に対しての無関心は続くのでしょうけれど。
知っているにせよ、知らないにせよ、このような結果が出てしまっていること自体に問題があるといえるでしょうね。もっとも、この流れが少しずつ変わりつつあるようですが(いずれ後述します)。
こういう事実は、若い世代は知らないのでは無いでしょうか?
それでも例えば知ったとしても、慌てて投票に行くほど現状が厳しい状態でなければ、政治に対しての無関心は続くのでしょうけれど。
> それでも例えば知ったとしても、慌てて投票に行くほど現状が厳しい状態でなければ、政治に対しての無関心は続くのでしょうけれど。
知っているにせよ、知らないにせよ、このような結果が出てしまっていること自体に問題があるといえるでしょうね。もっとも、この流れが少しずつ変わりつつあるようですが(いずれ後述します)。