ところで、この詔書の最初に、明治天皇による「五箇条の御誓文」が紹介されているのを皆さんはご存知でしょうか。詔書に五箇条の御誓文を付け加えられたのは昭和天皇ご自身のお考えであり、実はこのことこそが、陛下が詔書において本当に仰りたかったことなのです。
昭和52(1977)年、昭和天皇は記者からの質問にお答えなさるかたちで、詔書の始めに五箇条の御誓文が引用されたことについて、以下のようにお言葉を発せられました。
「それが実はあの詔書の一番の目的であり、神格とかそういうことは二の問題でした。当時はアメリカその他諸外国の勢力が強く、日本が圧倒される心配があったので、民主主義を採用されたのは明治天皇であって、日本の民主主義は決して輸入のものではないということを示す必要があった。日本の国民が誇りを忘れては非常に具合が悪いと思って、誇りを忘れさせないためにあの宣言を考えたのです」。
※下記の映像は5月6日までの掲載分をまとめたものです。
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いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
なるほど、
私はこれまで日本の民主主義思想は
諸外国からの受け売りかと思っていましたが
日本国独自から発起された主義だったのですね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 実はそのとおりです。
ところが、最近の教科書ではなぜか西洋由来になってしまっているのがおかしなところです。
なるほど、
私はこれまで日本の民主主義思想は
諸外国からの受け売りかと思っていましたが
日本国独自から発起された主義だったのですね。
ところが、最近の教科書ではなぜか西洋由来になってしまっているのがおかしなところです。