連絡を受けた宮内省(現在の宮内庁)の職員は感謝して、「せっかくですから、皇居の中も片付けていただけませんか」とお願いすると、皇居内で奉仕できることを知った青年たちは喜びました。そして迎えた作業開始の日の朝、青年たちは考えもしなかったサプライズを経験することになりました。
青年たちの前に、何と昭和天皇ご自身が歩いて来られたのです。陛下は感謝のお気持ちを語られるとともに青年たちの身の上などをお尋ねになり、最後に「何とぞ国家再建のために努力してほしい」と仰いました。そして陛下がお帰りになられる際に、感極まった青年たちは、当時GHQによって禁止されていた国歌「君が代」を涙ながらに歌いました。
この話は全国へと伝わり、その後も各地から皇居への勤労奉仕に向かう人々が後を絶ちませんでした。この慣習は現在も「皇居勤労奉仕団」として続いており、奉仕した人々は延べ100万人以上に達しています。
なお「皇居勤労奉仕団」は宮内庁で募集しており、15人以上60人以内の団体であれば、一時期を除いて受け付けています。詳しくはこちらをご覧ください。
※下記の映像は5月6日までの掲載分をまとめたものです。
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ぴーち こんばんは!
いいお話を伺えて良かったです。
現代に至るまでこうして続いて居る事自体
素晴らしい事ですね^^
日本人はこう言う人が沢山居るんですから
まだまだ捨てたものでは有りませんよね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 日本人はこう言う人が沢山居るんですから
> まだまだ捨てたものでは有りませんよね。
仰るとおりですよね。だからこそ、今の世代のうちに日本人らしさを完全に取り戻さねばなりません。
いいお話を伺えて良かったです。
現代に至るまでこうして続いて居る事自体
素晴らしい事ですね^^
日本人はこう言う人が沢山居るんですから
まだまだ捨てたものでは有りませんよね。
> まだまだ捨てたものでは有りませんよね。
仰るとおりですよね。だからこそ、今の世代のうちに日本人らしさを完全に取り戻さねばなりません。