会議は鈴木首相の他に、阿南惟幾(あなみこれちか)陸軍大臣、東郷茂徳(とうごうしげのり)外務大臣など合計7人で行われ、東郷外相は宣言の受諾を、阿南陸相はいわゆる本土決戦も辞さないと徹底抗戦をそれぞれ主張し、いつまで経っても平行線が続きました。
やがて日付も10日に変わり、開始から2時間経ったある時、鈴木首相は立ち上がって昭和天皇に向かい、こう言いました。
「出席者一同がそれぞれ考えを述べましたが、どうしても意見がまとまりません。まことに畏(おそ)れ多いことながら、ここは陛下の思(おぼ)し召(め)しをおうかがいして、私どもの考えをまとめたいと思います」。
首相による発言をお受けになって、昭和天皇はお言葉を発せられました。
「それなら意見を言おう。私の考えは外務大臣と同じ(=ポツダム宣言を受諾する)である」。
※下記の映像は4月27日までの掲載分をまとめたものです。
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ぴーち こんばんは!
昨日からのお話を伺っていると、こうして日本が
苦渋の選択を迫られている最中にも
アメリカは日本がどちらの答えを出そうと
全く関係なく原爆投下を決めていたと言うのですから、
なんともやりきれない思いで一杯になりますね・・・
(T_T)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > なんともやりきれない思いで一杯になりますね・・・
> (T_T)
全くもってそのとおりですよね。
アメリカとのこれまでの、またこれからの関係も、こうした事実を踏まえて是々非々で続けていきたいものです。
昨日からのお話を伺っていると、こうして日本が
苦渋の選択を迫られている最中にも
アメリカは日本がどちらの答えを出そうと
全く関係なく原爆投下を決めていたと言うのですから、
なんともやりきれない思いで一杯になりますね・・・
(T_T)
> (T_T)
全くもってそのとおりですよね。
アメリカとのこれまでの、またこれからの関係も、こうした事実を踏まえて是々非々で続けていきたいものです。