しかし、現実にはこれらの項目はバラバラに教えられることが多く、結果として暗記力のみが問われることになり、生徒に負担をかけることが多くなっているようです。なぜこのようなことになっているのでしょうか。
今回の4つの出来事のうち、「討幕の密勅」「大政奉還」「王政復古の大号令」の3つには、いずれも朝廷、すなわち天皇のご存在が深くかかわっています。また「戊辰戦争」も、今回は深くは取り上げませんが、いわゆる「錦の御旗(みはた)」によってその後の戦況が大きく変わったという事実もあります。
これらの「大きな歴史の流れ」を理解すれば、天皇のご存在が我が国にどれだけ大きな影響を与えているかが「分かってしまう」ことに対する、何らかの動きが見られるのでは、というのは考えすぎでしょうか。
いずれにせよ、厳然たる事実を示したうえで、それらにもとづいて生徒一人ひとりが自分なりの意見を持つようにするのが教育の基本である以上は、教師としてこうした姿勢を順守するのは当然のことではないかと私は自覚しております。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんばんは!
天皇に対する何らかの動きですか。
それは例えば、天皇の存在を利用すれば
天下を統一することが出来るのでは
無いかというヒントを見す見す与えてしまわない
ようにとか。
或いは、外国を相手にするとしたら
天皇の存在の有無が日本にとっての最大の
弱点にもなりうるのではないかという視点を
有耶無耶にし逸らそうという意図でも
あったのでしょうか・・?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 そうですね。
あるいは「天皇のご存在あっての日本」ということが分かってしまえば、困るような人々がいるからかもしれません。
国名
- 青田です。
たしか、私の記憶が確かなら、
日本の正式名称が
『大日本帝国』になったのは、この時からだった気がしますが。。。
今は、
単なる地名のような『日本国』と『大』、『帝』が削除されていますが、、
青田さんへ
黒田裕樹 「大日本帝国」の名称が使用され始めたは、江戸末期の外交文書が初見のようですね。
正式名称は…憲法制定の頃でしょうか。
天皇に対する何らかの動きですか。
それは例えば、天皇の存在を利用すれば
天下を統一することが出来るのでは
無いかというヒントを見す見す与えてしまわない
ようにとか。
或いは、外国を相手にするとしたら
天皇の存在の有無が日本にとっての最大の
弱点にもなりうるのではないかという視点を
有耶無耶にし逸らそうという意図でも
あったのでしょうか・・?
あるいは「天皇のご存在あっての日本」ということが分かってしまえば、困るような人々がいるからかもしれません。
たしか、私の記憶が確かなら、
日本の正式名称が
『大日本帝国』になったのは、この時からだった気がしますが。。。
今は、
単なる地名のような『日本国』と『大』、『帝』が削除されていますが、、
正式名称は…憲法制定の頃でしょうか。