我が国における征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)も、本来は東北地方の蝦夷(えみし)を討伐するために設けられた臨時の役職でしたが、チャイナの将軍と同じような権限が与えられたことで、いつしか「朝廷から独立した軍事政権を握るための地位」と拡大解釈され、建久(けんきゅう)3(1192)年に源頼朝(みなもとのよりとも)が征夷大将軍に任じられたことで、軍事政権たる鎌倉幕府が朝廷から公認されるという扱いとなったのです。
朝廷から征夷大将軍に任じられたことで、頼朝は政治の実権を朝廷から、すなわち「天皇に委任される」ことになりました。もちろん、この流れは室町幕府も江戸幕府も変わりません。
要するに、江戸幕府は「天皇のお墨付き」をもらっていたも同然であり、いかに武力で勝ろうとも、そんな幕府をいきなり討つことは、天皇に弓を向けるも同然の行為であり、絶対にできなかったのです。
ところが、「不可能を可能にする」手段が一つだけありました。それは、天皇ご自身から「幕府を倒すように」という命令をいただくことです。





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ぴーち こんばんは!
なるほど。。
人間の体で言うと
免疫細胞に直接細工を施すような
そんな大胆な作戦を考えたということんでしょうかね(^_^;)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 人間の体で言うと
> 免疫細胞に直接細工を施すような
> そんな大胆な作戦を考えたということんでしょうかね(^_^;)
ユニークな例えですね(笑)。
人間は、時には「コロンブスの卵」のような大胆な発想の転換が必要ですね。
なるほど。。
人間の体で言うと
免疫細胞に直接細工を施すような
そんな大胆な作戦を考えたということんでしょうかね(^_^;)
> 免疫細胞に直接細工を施すような
> そんな大胆な作戦を考えたということんでしょうかね(^_^;)
ユニークな例えですね(笑)。
人間は、時には「コロンブスの卵」のような大胆な発想の転換が必要ですね。