しかし、当時の幕府の権威は著しく下がっており、社会不安も増大していました。全国で「世直し」と呼ばれた一揆(いっき)や打ちこわしが発生したり、伊勢神宮へのお蔭参りが「ええじゃないか」という集団乱舞につながったりしたことがその証拠です。
そんな中、慶応2(1866)年旧暦1月に同盟を結んだ薩摩・長州の両藩は、公家(くげ)の岩倉具視(いわくらともみ)らと結んで武力による討幕を目指していましたが、実は、どれだけ優位に展開していようが、薩長が「いきなり幕府を倒す」ことは不可能でした。
なぜなら、幕府が成立した背景に天皇が深くかかわっておられるからであり、この事実をしっかり理解できなければ、本来は楽しく学べるはずの歴史が、苦痛でしかない「単なる知識の暗記」で終わってしまうのです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
「ええじゃないか」と言いながら
乱舞する場面を以前ドラマでも拝見した事が有りましたが、その現象の大元となった原因はその時には理解する事が出来ませんでしたが、こうしてわかりやすく文章にしてくださると、理解度が深まります。
有難うございます。
天皇が関わっていたとなると、確かに不可能に近い企てとなった事でしょうね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 こちらこそお言葉有難うございます。
仰るとおり、天皇がかかわられると、我が国の流れが変わります。
詳細は明日の更新をご覧ください。
「ええじゃないか」と言いながら
乱舞する場面を以前ドラマでも拝見した事が有りましたが、その現象の大元となった原因はその時には理解する事が出来ませんでしたが、こうしてわかりやすく文章にしてくださると、理解度が深まります。
有難うございます。
天皇が関わっていたとなると、確かに不可能に近い企てとなった事でしょうね。
仰るとおり、天皇がかかわられると、我が国の流れが変わります。
詳細は明日の更新をご覧ください。