ところで、この朝鮮戦争を通じて、マッカーサーは「日本にとって朝鮮半島がいかに重要な土地であったか」ということを、嫌というほど思い知らされました。なぜなら、北方から強大な勢力が朝鮮半島に現れた際に、半島を守らなければ日本の安全が保障できないうえに、朝鮮半島から敵の勢力を完全に追い払おうと思えば、それこそ満州に出て行かざるを得ないということが、自分がその立場に追い込まれて初めて分かったからです。
膠着(こうちゃく)した戦局を打開するため、マッカーサーは1951(昭和26)年4月に満州への原爆投下をトルーマン大統領に提案しましたが、戦闘が中華人民共和国内にまで及べば、ソ連を刺激するだけでなく、ヨーロッパをも緊張関係に巻き込むことになり、第三次世界大戦に発展する恐れがあると判断したトルーマンは、提案を却下したのみならず、同月にマッカーサーを解任しました。
解任されて帰国したマッカーサーは、翌5月3日に開かれたアメリカ上院軍事外交合同委員会において、以下のように証言しています。
「日本が戦争へと向かった動機は、その大部分が安全保障の必要性に迫られてのことだった」。
しかし、これだけの重要な証言が、教科書を含めた我が国の歴史教育においてほとんど知らされていないというのは、いったいどうしたことでしょうか。
※下記の映像は11月23日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
今更ながら、朝鮮戦争は北朝鮮が優位だったとは
存じませんでした(^_^;)(^_^;)
未だに北朝鮮が強気な行動を繰り返している背景には、こうした歴史の後ろ盾があったからなのでしょうかね?
それにしても、せめて日本の教科書にだけでも
真実を明かしたものを載せて頂きたいですが
どうなっているんでしょうか。。。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 かつては「北朝鮮から先に攻め込んだ」という事実すら教科書には書いていなかったらしいですね。
確かにおかしな話ではあります。
象嵌師 やはりプライドが高いマッカーサーは解任された腹いせにトルーマンに対して正論をぶちまけたんですね。
象嵌師さんへ
黒田裕樹 マッカーサーのせめてもの意地なのかもしれませんね。
いずれにせよ、振り回された周囲の国家はたまったものではないですが。
今更ながら、朝鮮戦争は北朝鮮が優位だったとは
存じませんでした(^_^;)(^_^;)
未だに北朝鮮が強気な行動を繰り返している背景には、こうした歴史の後ろ盾があったからなのでしょうかね?
それにしても、せめて日本の教科書にだけでも
真実を明かしたものを載せて頂きたいですが
どうなっているんでしょうか。。。
確かにおかしな話ではあります。
いずれにせよ、振り回された周囲の国家はたまったものではないですが。