会議は鈴木首相の他に、阿南惟幾(あなみこれちか)陸軍大臣、東郷茂徳(とうごうしげのり)外務大臣など合計7人で行われ、東郷外相は宣言の受諾を、阿南陸相はいわゆる本土決戦も辞さないと徹底抗戦をそれぞれ主張し、いつまで経っても平行線が続きました。
やがて日付も10日に変わり、開始から2時間経ったある時、鈴木首相は立ち上がって昭和天皇に向かい、こう言いました。
「出席者一同がそれぞれ考えを述べましたが、どうしても意見がまとまりません。まことに畏(おそ)れ多いことながら、ここは陛下の思(おぼ)し召(め)しをおうかがいして、私どもの考えをまとめたいと思います」。
首相による発言をお受けになって、昭和天皇はお言葉を発せられました。
「それなら意見を言おう。私の考えは外務大臣と同じ(=ポツダム宣言を受諾する)である」。
※下記の映像は10月7日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
やはり最後の決断は、天(天皇)に任さるを得なかった訳ですね。
この時期の一つ一つの決め事には
大きな意味を持つものが多かったでしょうから
天皇陛下のご心痛、ご心労は相当なもので
あった事でしょう。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおり、相当なご心痛であったと考えられます。
この後のお言葉が素晴らしいんですよね…。
やはり最後の決断は、天(天皇)に任さるを得なかった訳ですね。
この時期の一つ一つの決め事には
大きな意味を持つものが多かったでしょうから
天皇陛下のご心痛、ご心労は相当なもので
あった事でしょう。
この後のお言葉が素晴らしいんですよね…。