しかし、ソ連は1945(昭和20)年2月に、スターリンがアメリカのフランクリン=ルーズベルト大統領、イギリスのチャーチル首相と、ソ連領クリミア半島のヤルタで協議を行っていました。これをヤルタ会談といいます。
ヤルタ会談において、ルーズベルト大統領は日本の領土である南樺太(みなみからふと)や千島列島全体、さらには満州など日本が有する数々の権益をソ連に与える見返りとして、中立条約を無視してソ連に対日参戦をさせることをスターリンに約束させました。
ソ連のこうした動きを全く知らずに、単に中立国だからという理由で共産主義国家に仲介を頼もうという姿勢に、当時の我が国における政略の大きな欠如(けつじょ)がうかがえるのではないでしょうか。ちなみにヤルタ会談における密約が、我が国とソ連(現在のロシア)との「北方領土問題」の原因の一つとなっています。
※下記の映像は9月22日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
相手の動きを全く知らずに、一つの事だけに
注目し、それを信じて頼ってしまったのが
いけなかったのですね。
日本人同士でしたら、相手を信じるという意味で
良い事でも、世界には全く通用しないという事を
知らなかったのが
失敗でしたね(^^ゞ
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりです。
世界に通用する人材の育成は、いつの世も同じですね。
相手の動きを全く知らずに、一つの事だけに
注目し、それを信じて頼ってしまったのが
いけなかったのですね。
日本人同士でしたら、相手を信じるという意味で
良い事でも、世界には全く通用しないという事を
知らなかったのが
失敗でしたね(^^ゞ
世界に通用する人材の育成は、いつの世も同じですね。