植民地とは、一般的に「ある国からの移住者によって経済的に開発され、その国の新領土となって本国に従う地域のこと」を意味しますが、これが世界中で行われるようになったのは、いわゆる大航海時代以降に西欧諸国が海外に乗り出し、アフリカやアメリカ大陸を中心に先住民への侵略を始めてからでした。
西欧諸国はアフリカやアメリカ、あるいはアジアの各地域の先住民を従わせて植民地化すると、本国の経済力を高めるために、先住民を奴隷(どれい)として強制連行したり、白色人種に都合の良い作物ばかりを育てさせようとしたりしました。
例えば、ブラジルではサトウキビの栽培を広い範囲で行わせたり、スリランカでは紅茶を栽培させたりしましたが、これらの利益のほとんどは本国が吸い上げ、先住民はそれこそ無給に等しい状態で過酷な労働を強いられたのです。
なお、このような熱帯・亜熱帯地域の植民地において、奴隷や先住民の安い労働力を使って、世界市場に向けた単一の特産的農産物を大量に生産することを「プランテーション」といいます。プランテーションはその国が輸出によって外貨を得るための唯一の手段となりますから、仮に自然災害などによって農産物が不作になれば、経済が立ち行かなくなるという大きな問題を抱えています。
※下記の映像は9月13日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
確かにこれまでの日本の動向を伺っていると
日本が外国の領土や政策を取り仕切ったとしても、
現地の住民に対して
奴隷の様に扱い、散々絞りとった美味しい汁だけを
吸い上げてしまうという行為には及ばなかったと記憶しております。
どちらかというと、日本人は
原住民の手を借りて互いにより良い国造りを
目指して努力していく性質の方が勝っているのでは
無いかと思います。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりです。だからこそ、日本による朝鮮統治を単なる植民地化と断ずることは許されません。
確かにこれまでの日本の動向を伺っていると
日本が外国の領土や政策を取り仕切ったとしても、
現地の住民に対して
奴隷の様に扱い、散々絞りとった美味しい汁だけを
吸い上げてしまうという行為には及ばなかったと記憶しております。
どちらかというと、日本人は
原住民の手を借りて互いにより良い国造りを
目指して努力していく性質の方が勝っているのでは
無いかと思います。