家族会や救う会などによって、全国で署名運動が展開され、平成10年4月には約100万人の署名が外務大臣に提出されましたが、当時の外務省の幹部が「拉致問題は日朝国交正常化交渉の障害である」と発言したり、北朝鮮の食糧危機に対して、拉致問題を棚上げして「人道的な立場から」コメ支援を行ったりするなど、政府の拉致事件解決に対する動きは、なお鈍(にぶ)いものがありました。
しかし、国内世論の拉致事件に対する関心の高まりに加え、平成14(2002)年1月に北朝鮮工作船による日本海への侵犯(しんぱん)と銃撃戦が発生したことや、さらには同年にアメリカのブッシュ大統領が「ならず者国家」として北朝鮮の名を挙げるなどの動きがみられたことによって、国会は同年4月に、衆参両院で「日本人拉致疑惑の早期解決を求める決議」を採択しました。
こうした流れを受けて、同年9月17日に小泉純一郎(こいずみじゅんいちろう)首相(当時)が北朝鮮の平壌(ピョンヤン)を訪問し、総書記で国防委員会委員長の金正日(キム・ジョンイル)との会談に臨みました。いわゆる日朝首脳会談です。
ところが、金正日総書記との会談を控えた小泉首相や、同行していた安倍晋三内閣官房副長官(当時)らに対して、その直前に「拉致被害者の生存者5名、死者は横田めぐみさんを含む8名」という情報が伝えられたのです。
※下記の映像は6月3日までの掲載分をまとめたものです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんにちは!
北朝鮮の食糧危機は、自国の国民が考えるべき問題だと思います。非常に薄情な様に解釈されるかも知れませんが、他の国が支援したからと言って本当に困っている人達には何一つ支援が行き届かないのなら、きっぱり止めるべきでしたよね。
他国がなまじ手を差し伸べてくれることに甘んじてしまうと自分たちが解決すべきチャンスを失ってどんどん悪い状態に陥ってしまうはずです。
それとめぐみさんの死亡説ですが、
日本の科学の進歩がどれほど進んでいるかというこを知らずに
随分と甘く見られていたものだなと、呆れる結果報告でしたよね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 まさしく仰るとおりだと思います。
我が国も舐められたものですね…。
北朝鮮の食糧危機は、自国の国民が考えるべき問題だと思います。非常に薄情な様に解釈されるかも知れませんが、他の国が支援したからと言って本当に困っている人達には何一つ支援が行き届かないのなら、きっぱり止めるべきでしたよね。
他国がなまじ手を差し伸べてくれることに甘んじてしまうと自分たちが解決すべきチャンスを失ってどんどん悪い状態に陥ってしまうはずです。
それとめぐみさんの死亡説ですが、
日本の科学の進歩がどれほど進んでいるかというこを知らずに
随分と甘く見られていたものだなと、呆れる結果報告でしたよね。
我が国も舐められたものですね…。