しかし、我が国を激しく憎むアメリカにとって、将来日本と戦争状態となることを想定すれば、日英同盟は邪魔(じゃま)な存在でしかなかったのです。このためアメリカは、ドイツが敗れて同盟の必要がなくなったことを口実として、カナダとともに日英同盟の破棄を強く迫りました。
イギリスは日英同盟の破棄までは必要ないと考えていましたが、第一次世界大戦において経済的あるいは軍事的に大きな恩恵を受けたアメリカの強硬な態度に抗しきれず、日英同盟を破棄する代わりに、イギリス・アメリカ・日本・フランスの四ヵ国条約が大正10(1921)年に結ばれました。
しかし、同盟というものは「1対1」だからこそ威力を発揮するのであり、数ヵ国が連帯すれば責任の所在が分からなくなることから、何の意味もなくなってしまうのが常識でした。まさに「共同責任は無責任」であり、太平洋の現状維持を取り決めた四ヵ国条約が、この後に役立つことはなかったのです。
※下記の映像は4月20日までの掲載分をまとめたものです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
なるほど~!
私は逆に4カ国も連帯を組めば、より強固な
意味を成すのかと思いましたが、現状は全く
正反対だったのですね。
確かに、家族でも子供の数が多ければ、親は老後安泰かとおもいきや、子供同士で親の面倒を誰が看るのかを押し付けあったりして、誰もその責任を果たそうとしない現状があったりしますもんね(^_^;)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりです。
物事は「一対一」だからこそうまく回ります。
立憲君主制でないアメリカの暴走
青田です。 黒田先生
青田です。
二国間の同盟で
日露戦争です。
日本は、イギリスと同盟を結んでいました。
ロシアは、フランスと同盟を結んでいました。
ということは、
ロシア以外の強国であるフランスに釘を刺すことができました。
これは、、ロシアからすると同じで、日本と戦っている時にイギリスに釘を刺すことができます。
これって、世界常識なんですが、
民主主義世界で、キリストになりたと考えていたアメリカ大統領のウィルソンには、通用しなかったようですね。(ちなみに、このウィルソンをヒトラーは、尊敬していたそうです。)
正直、ウィルソンは、写真を観るだけ、血圧が上がります。
青田さんへ
黒田裕樹 なるほど、時の大統領の資質で大きく世界が動くということになりますね。
なるほど~!
私は逆に4カ国も連帯を組めば、より強固な
意味を成すのかと思いましたが、現状は全く
正反対だったのですね。
確かに、家族でも子供の数が多ければ、親は老後安泰かとおもいきや、子供同士で親の面倒を誰が看るのかを押し付けあったりして、誰もその責任を果たそうとしない現状があったりしますもんね(^_^;)
物事は「一対一」だからこそうまく回ります。
青田です。
二国間の同盟で
日露戦争です。
日本は、イギリスと同盟を結んでいました。
ロシアは、フランスと同盟を結んでいました。
ということは、
ロシア以外の強国であるフランスに釘を刺すことができました。
これは、、ロシアからすると同じで、日本と戦っている時にイギリスに釘を刺すことができます。
これって、世界常識なんですが、
民主主義世界で、キリストになりたと考えていたアメリカ大統領のウィルソンには、通用しなかったようですね。(ちなみに、このウィルソンをヒトラーは、尊敬していたそうです。)
正直、ウィルソンは、写真を観るだけ、血圧が上がります。