かくして、講和会議はアメリカ・イギリス・フランスを中心に行われただけでなく、アメリカは自国の立場を利用して、会議にオブザーバーとして参加した中国の発言権を認めました。
会議において、中国はドイツの旧権益を、我が国を通さずに直接返還することを申し出るなど強気な発言を繰り返し、最終的にヴェルサイユ条約の調印を拒否しましたし、中国国内における排日活動も、アメリカの支持を得て激しくなっていきました。
また、先述した十四ヵ条の平和原則に基づいて、国際紛争の平和的解決と国際協力のための機関として、大正9(1920)年に国際連盟が設立されましたが、連盟で行われた会議において、日米両国がまたしても激しく対立することになったのです。
※下記の映像は4月20日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
確かにより多くの血が流れる戦い方をした国に対しては、それだけの多大な犠牲を出した見返りという
特典が認められるのは仕方が無い事だとは思います。
けれど、日本人の一般的な考え方から
思うに、わざわざより多くの血を流すことよりも、最小限の被害で踏み留まる方が、よほど勇気が居る気がしてなりません。
戦争とは狂気な沙汰ですが、
日頃の常識的な考え方が、戦争では通用しなくなる
所がまた怖い所でもありますね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
当時の世界常識が、我が国の理想とかけ離れていたことが、我が国のみならず世界全体の悲劇だったのかもしれません。もっとも、これは今も同じことですが…。
確かにより多くの血が流れる戦い方をした国に対しては、それだけの多大な犠牲を出した見返りという
特典が認められるのは仕方が無い事だとは思います。
けれど、日本人の一般的な考え方から
思うに、わざわざより多くの血を流すことよりも、最小限の被害で踏み留まる方が、よほど勇気が居る気がしてなりません。
戦争とは狂気な沙汰ですが、
日頃の常識的な考え方が、戦争では通用しなくなる
所がまた怖い所でもありますね。
当時の世界常識が、我が国の理想とかけ離れていたことが、我が国のみならず世界全体の悲劇だったのかもしれません。もっとも、これは今も同じことですが…。