しかし、少しでも我が国からの干渉を逃れたいと思った袁世凱は、極秘のはずだった提案内容を外部へ漏(も)らしたほか、我が国からの提案を「要求」と捏造(ねつぞう)して、我が国の「不当」を喧伝(けんでん、盛んに言いふらすこと)しました。
この動きに対して中国世論は敏感に反応し、袁世凱が「要求」を受けいれた5月9日を「国恥(こくち)記念日」としたほか、以後の排日運動の活発化をもたらしてしまいました。
しかも、こうした中国の「捏造」による悪影響が、日中両国間のみならず、海外においても「欧米列強がヨーロッパ戦線にかかりきりになっていたことに乗じて、日本が中国に権益拡大要求を強引に押し付けた」という印象が定着してしまったのですが、その原因を中国とともにつくった国こそがアメリカだったのです。
※下記の映像は4月10日までの掲載分をまとめたものです。





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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ぴーち こんばんは!
やはり、そうでしたか。
こういうお話を伺っていると
世界とのお付き合いというのは、
片方の手は相手国と友好を結ぶために
握手をしながら、片方の手には常に
槍を持ちながら牽制していなければいけない
という図式が想像されますねぇ・・
ぴーちさんへ
黒田裕樹 そのとおりです。
外国との真の友好関係というのは、余程のことがない限り有り得ません。
まして隣国同士や、共通の利益目標がある場合は…。
やはり、そうでしたか。
こういうお話を伺っていると
世界とのお付き合いというのは、
片方の手は相手国と友好を結ぶために
握手をしながら、片方の手には常に
槍を持ちながら牽制していなければいけない
という図式が想像されますねぇ・・
外国との真の友好関係というのは、余程のことがない限り有り得ません。
まして隣国同士や、共通の利益目標がある場合は…。