日英同盟の範囲がインドまでと定められていたこともあって、当初は参戦をためらった我が国でしたが、イギリスからの再三の要請を受けた末に、ようやく大正3年8月に、ドイツに対して宣戦布告しました。
中国大陸の山東半島に出兵した我が国は、ドイツが租借していた膠州(こうしゅう)湾の青島(チンタオ)を占領したほか、太平洋へと逃れたドイツの東洋艦隊を追撃して、ドイツ領だった南洋諸島も占領しました。また、我が国は海軍を地中海やインド洋・太平洋など各地へ派遣して、連合国の商船や輸送船の護衛などを担当しましたが、ヨーロッパ戦線に陸軍を派遣することはなく、どちらかと言えば限定的な参戦に留まりました。
一方、第一次世界大戦を欧州各国との友好関係の構築の好機と見たアメリカは、1917(大正6)年に参戦し、ヨーロッパ各地を転戦して多くの犠牲者を出しながらも、連合国側に最終的に勝利をもたらすことに成功しました。
この結果、イギリスなどの連合国と、参戦に消極的な(と見られた)我が国と積極的に貢献したアメリカとの関係が、第一次世界大戦を通じて明らかに変化したほか、ヨーロッパにおけるアメリカの発言権が大きくなりました。そして、このことが結果として我が国に不幸をもたらすことになるのです。
※下記の映像は4月10日までの掲載分をまとめたものです。





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ぴーち こんばんは!
狩猟民族の血が騒ぐのでしょうか。
アメリカという国は、戦う事に対しては
何処かしら積極性を感じます。
けれど
今回のお話は、それに加え
明らかに日本を出し抜こうという意図が
見えますね。
日本の欠点を見出して、上手く突いてくる所は
天才的だなと思います。
現在でも金で解決するのではなく、人を
駆り出させようと日本をセッセと突いて居る事は
今も昔も変わらない体質なんですね(^_^;)
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
まさに「敵ながらあっぱれ」。見習うところは見習うべきです。
狩猟民族の血が騒ぐのでしょうか。
アメリカという国は、戦う事に対しては
何処かしら積極性を感じます。
けれど
今回のお話は、それに加え
明らかに日本を出し抜こうという意図が
見えますね。
日本の欠点を見出して、上手く突いてくる所は
天才的だなと思います。
現在でも金で解決するのではなく、人を
駆り出させようと日本をセッセと突いて居る事は
今も昔も変わらない体質なんですね(^_^;)
まさに「敵ながらあっぱれ」。見習うところは見習うべきです。