しかし、前任者の急病で時間がなかったとはいえ、選挙ではなく、有力議員の話し合いによって森氏が自民党の総裁に就任したという噂が流れたこともあって、森首相の誕生以後、マスコミや野党から集中的にその動静をマークされるようになりました。
そんな中で、首相就任直後の平成12年5月、森首相は神道政治連盟(しんとうせいじれんめい)の国会議員懇談会(こんだんかい)において、「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知をしていただく」と発言しました。
神道政治連盟での発言であり、また我が国の歴史に照らしても何ら問題ない内容であったはずが、一部のマスコミや野党を中心に「許されない『神の国発言』」として大々的に非難され、内閣支持率も低下しました。
衆議院の任期満了が目前に迫っていたこともあって、森首相は翌6月に衆議院を解散しましたが、マスコミによって「神の国解散」と名づけられた後の総選挙において、自民党の議席数が単独過半数に届かないという結果をもたらしたのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
トラックバック(0) |
ぴーち こんばんは!
確かに森元首相の発言はここぞとばかりに
やり玉に挙げられていました。
どうしても戦争当時の日本の在り方を
連想させるような言葉やニュアンスは
刺激材料になり兼ねませんものね。
けれど、本来天皇というお立場をたまたま戦争という非常事態に軍が都合よく利用しただけで、天皇という存在そのものは
けっして汚れたものではないはずですよね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですし、本来は政治と無関係であらせられる天皇陛下のご存在を、森首相の「神の国発言」をことさら取り上げることによって汚したのは、むしろマスコミや野党の方ではないでしょうか。
確かに森元首相の発言はここぞとばかりに
やり玉に挙げられていました。
どうしても戦争当時の日本の在り方を
連想させるような言葉やニュアンスは
刺激材料になり兼ねませんものね。
けれど、本来天皇というお立場をたまたま戦争という非常事態に軍が都合よく利用しただけで、天皇という存在そのものは
けっして汚れたものではないはずですよね。