実は、この「通達」こそが最大の問題でした。なぜなら、例えば法律であれば、議会によってその正当性などが論議されるとともに、時間をかけて審議できるからです。ところが、大蔵省という一機関からの通達であったがゆえに、まさに抜き打ちで決定され、対策や議論の時間が全くないまま強行されてしまったのでした。
バブル経済の頃の不動産会社の多くは、銀行から借りたお金で土地や建物を買い、それを他の不動産会社や個人に売却されることで、大きな利益を得ていましたが、それが可能であったのは、土地の値段がいくら上がっても、気前良く銀行が資金を貸してくれたからこそでした。
ところが、その資金を止められたことで、我が国の至るところの不動産会社が、売れるまで値を下げ続けなければならず、結果として全国の地価が大幅に下落してしまったことで、我が国の国富(こくふ)がおよそ1,000兆円も消失してしまったと言われています。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち おはようございます!
ある日突然
自立しろと親離れさせられた子供はどう生きていけばよいか・・路頭に迷ってしまいますもんね。それ以前からしっかり段階的にいつ自立出来ても良い方法を踏まえて支えられていたのなら別なのに・・
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > ある日突然
> 自立しろと親離れさせられた子供はどう生きていけばよいか・・路頭に迷ってしまいますもんね。それ以前からしっかり段階的にいつ自立出来ても良い方法を踏まえて支えられていたのなら別なのに・・
分かりやすい例えを有難うございます。
当時の経済政策はまさに無茶苦茶でした。文明国にあるまじき失態だったと思われます。
道民 上の方の、「不動産会社に対する融資(ゆうし)を銀行に禁止する」通達、は日本語として変な感じがします。
道民さんへ
黒田裕樹 > 上の方の、「不動産会社に対する融資(ゆうし)を銀行に禁止する」通達、は日本語として変な感じがします。
ご指摘有難うございます。「銀行の不動産会社に対する融資(ゆうし)を禁止する」に変更しました。
ある日突然
自立しろと親離れさせられた子供はどう生きていけばよいか・・路頭に迷ってしまいますもんね。それ以前からしっかり段階的にいつ自立出来ても良い方法を踏まえて支えられていたのなら別なのに・・
> 自立しろと親離れさせられた子供はどう生きていけばよいか・・路頭に迷ってしまいますもんね。それ以前からしっかり段階的にいつ自立出来ても良い方法を踏まえて支えられていたのなら別なのに・・
分かりやすい例えを有難うございます。
当時の経済政策はまさに無茶苦茶でした。文明国にあるまじき失態だったと思われます。
ご指摘有難うございます。「銀行の不動産会社に対する融資(ゆうし)を禁止する」に変更しました。