その後、戦争に敗北した我が国は、国家社会主義に対する反省から、自由主義的な政策を次々と行い、高度経済成長などによる奇跡的な復興を成し遂げました。ところが、そんな輝かしい歴史を持った我が国は、一方で「社会主義思想」という爆弾を、国家の中枢(ちゅうすう)に秘め続けていたのです。
なぜなら、戦後のGHQによる占領政策によって、財閥解体や農地改革などの社会主義的な政策が行われたことで、戦前からの国家社会主義の思想を引きずっていた大蔵省その他の官僚の体質が温存されてきたからです。
社会主義的思想は、時として「平等主義」的な発想をもたらしますが、自由主義経済にとって、中途半端な「平等精神」こそが、人間の活力をそぎ、経済を停滞(ていたい)させる元凶でもあります。
無論それはバブル景気真っ只中の我が国においても同様であり、危険な発想ともいえたのですが、悪しき「平等主義」に染まった、社会主義的思想を持つ当時の大蔵官僚によって、バブル経済は一気に崩壊への道を歩むことになってしまったのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
なるほど、社会主義政策にもまた自由主義政策にも
それぞれ一長一短がある訳ですね。
仰るとおり、平等が良いという考え方では
経済や人間そのものの働く意欲を沿いでしまいますし、自由主義で働く意欲が勢いづけば、経済力が増し、成長していく事でしょうけれど、
これもその波に乗れずに失敗する者や、働く意欲があっても働く場所が無い、雇用が安定しない等の理由で気力を失っている者には益々差が生じてしまう現象も起こります。
どちらかに傾倒し過ぎず、対立もせずに共存出来る
日本であって欲しいと願いますが、そういうわけにはいかないのでしょうかね?
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > どちらかに傾倒し過ぎず、対立もせずに共存出来る
> 日本であって欲しいと願いますが、そういうわけにはいかないのでしょうかね?
本来は「セーフティネット」としての平等主義であるべきであり、その為の共存で充分なのです。自分より前を行く者を無理やり引きずりおろすような「悪しき平等主義」こそ非難しなければなりません。
それなのに…。
なるほど、社会主義政策にもまた自由主義政策にも
それぞれ一長一短がある訳ですね。
仰るとおり、平等が良いという考え方では
経済や人間そのものの働く意欲を沿いでしまいますし、自由主義で働く意欲が勢いづけば、経済力が増し、成長していく事でしょうけれど、
これもその波に乗れずに失敗する者や、働く意欲があっても働く場所が無い、雇用が安定しない等の理由で気力を失っている者には益々差が生じてしまう現象も起こります。
どちらかに傾倒し過ぎず、対立もせずに共存出来る
日本であって欲しいと願いますが、そういうわけにはいかないのでしょうかね?
> 日本であって欲しいと願いますが、そういうわけにはいかないのでしょうかね?
本来は「セーフティネット」としての平等主義であるべきであり、その為の共存で充分なのです。自分より前を行く者を無理やり引きずりおろすような「悪しき平等主義」こそ非難しなければなりません。
それなのに…。