湾岸戦争で我が国がとった行動は、平たく言えば「カネは出しても、人は出さない」ということですが、これがいかに問題であるかということは、以下の例え話を読めば理解できるはずです。
ある地域で大規模な自然災害が発生しましたが、これ以上の被害を防ぐための懸命な作業が行われていました。自分自身のみならず、愛する家族の生命もかかっていますから、全員が命がけです。
しかし、地域の資産家が、「そんな危険な作業は家訓があるからできない。その代わりカネは出すからそれで勘弁してくれ」と言ってきたら、皆さんは彼を信頼することができるでしょうか。
湾岸戦争は、国連すら承認した戦争でした。本来ならば、緊急事態法を即座に制定してでも、我が国は国際社会に信頼を得られるよう、何らかのかたちで人的支援をすべきだったのです。その意味においても、湾岸戦争は、我が国にとって大きな教訓となったのでした。
ちなみに、憲法改正の問題が、いわゆる右派の人々だけでなく、広く一般的な「国民的課題」と認められるようになったのは、この湾岸戦争からです。日本国憲法第9条に縛(しば)られ、身動きのできなかった湾岸戦争での我が国の対応に、疑問を感じた国民の意識が少しずつ変化することで、現在の第2次安倍内閣が憲法改正を課題の一つに挙げるまでに、国民的議論が成熟してきたという側面も見逃せません。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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共産党と社民党の消滅を望む 日本国憲法で削除すべき条項としては例えば18条、「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」がある。
わが国に奴隷など存在したことがない。
にも拘わらず、突然、奴隷が日本国憲法に登場するのはまさにアメリカの価値観ゆえだ。
米国は奴隷解放を巡って南北戦争を戦い、リンカーンが有名なゲティスバーグ演説をした。
奴隷という表現はその演説に由来しているのである。
オバrev 同じ釜の飯を食うと言いますが、顔と顔を突き合わせて伴に苦労を共にした経験は一般でも大きいです。
日本が世界の中でリーダーとしての地位を確立していくためには、やはり同じ釜の飯を食うことが必要であるという認識は持たなければ、中々未来は開けないかもしれませんね。
共産党と社民党の消滅を望むさんへ
黒田裕樹 仰ることは全く理解できないことはありません。
それぞれがそれぞれの立場で我が国に貢献できればと思います。
オバrevさんへ
黒田裕樹 私もそう思います。
だからこそ、私たちは国際社会で生き残るための様々な常識を持たねばならないのではないでしょうか。
わが国に奴隷など存在したことがない。
にも拘わらず、突然、奴隷が日本国憲法に登場するのはまさにアメリカの価値観ゆえだ。
米国は奴隷解放を巡って南北戦争を戦い、リンカーンが有名なゲティスバーグ演説をした。
奴隷という表現はその演説に由来しているのである。
日本が世界の中でリーダーとしての地位を確立していくためには、やはり同じ釜の飯を食うことが必要であるという認識は持たなければ、中々未来は開けないかもしれませんね。
それぞれがそれぞれの立場で我が国に貢献できればと思います。
だからこそ、私たちは国際社会で生き残るための様々な常識を持たねばならないのではないでしょうか。