しかし、アメリカが求めていたのは、経済よりも「人的支援」でした。「日本は何らリスクを負おうとはしない」という批判に対して、当時の海部俊樹(かいふとしき)内閣は、自衛隊の海外派遣や小型武器の携帯を明記した「国連平和協力法案」を国会に提出しました。
しかし、野党を中心に「国連平和協力法案は、平和主義を定めた日本国憲法第9条に違反する」という声が強く、法案は廃案となり、その後、国内で貢献方法について論議を重ねているうちに、湾岸戦争が始まってしまったのです。
人的支援を断念した海部内閣は、平成3(1991)年1月24日に、アメリカが要請した90億ドル(約1兆1,700億円)の拠出金(きょしゅつきん)の追加供与を決定し、また難民輸送のために、今回限りの特別措置(とくべつそち)として自衛隊機を派遣することを決定しました。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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- 黒田先生
青田です。
日本で、このことが世論で、問題になったのを覚えています。
この時、アジアからは、 韓国、バングラデシュ、パキスタン が多国籍軍として、参加しました。
ベトナム戦争でも、韓国軍は、アメリカ側として、最大限の兵力を派兵しています。(ベトナム戦争での韓国軍の虐殺があったことはたしかですが)
私は、親韓国派でも、嫌韓国派でもありませんが、(こう話すと、保守派から、批判されるかもしれませんが)
アメリカのモノの観方としては、いざという時は、血を流してくれる韓国というふうに写っています。
アメリカのこういう経緯から、形成された日本観、韓国観が、現在でも、
韓国が、歴史の捏造で、日本を批判した時でも
アメリカの曖昧な態度に繋がっていると思います。
アメリカの正義は、国益でしかありませんから。。
ぴーち こんばんは!
今回のお話、わずかに記憶に残っています!
そうですよね。経済的支援ではなく、人的支援をと望んでいた話でしたね。
これは出来ないとお断りをした様な内容でしたね。
勿論、アメリカの言いなりにはなりたくは有りませんから、当然の対応だったと思います。
青田さんへ
黒田裕樹 青田さんの仰るとおりと思います。
それぞれの国が国益を最優先する以上、世界の常識を鑑みれば、我が日本だけで成り立つ理屈は通用しません。
無論「血を流せ」と言うのではなく、現在の自衛隊の国際貢献が当時から行われていれば、と思ってしまうんですよね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 ぴーちさんのようなお考えが、当時の我が国の世論を形づくっていたのは間違いありません。
ただ、人的貢献に関しては、現在の自衛隊がそうであるように、必ずしも「血を流す」だけとは限りません。
こうした「世界の常識」が読めなかったことが、この後の混乱を招いてしまうのです。
青田です。
日本で、このことが世論で、問題になったのを覚えています。
この時、アジアからは、 韓国、バングラデシュ、パキスタン が多国籍軍として、参加しました。
ベトナム戦争でも、韓国軍は、アメリカ側として、最大限の兵力を派兵しています。(ベトナム戦争での韓国軍の虐殺があったことはたしかですが)
私は、親韓国派でも、嫌韓国派でもありませんが、(こう話すと、保守派から、批判されるかもしれませんが)
アメリカのモノの観方としては、いざという時は、血を流してくれる韓国というふうに写っています。
アメリカのこういう経緯から、形成された日本観、韓国観が、現在でも、
韓国が、歴史の捏造で、日本を批判した時でも
アメリカの曖昧な態度に繋がっていると思います。
アメリカの正義は、国益でしかありませんから。。
今回のお話、わずかに記憶に残っています!
そうですよね。経済的支援ではなく、人的支援をと望んでいた話でしたね。
これは出来ないとお断りをした様な内容でしたね。
勿論、アメリカの言いなりにはなりたくは有りませんから、当然の対応だったと思います。
それぞれの国が国益を最優先する以上、世界の常識を鑑みれば、我が日本だけで成り立つ理屈は通用しません。
無論「血を流せ」と言うのではなく、現在の自衛隊の国際貢献が当時から行われていれば、と思ってしまうんですよね。
ただ、人的貢献に関しては、現在の自衛隊がそうであるように、必ずしも「血を流す」だけとは限りません。
こうした「世界の常識」が読めなかったことが、この後の混乱を招いてしまうのです。