その後、占領期から朝鮮特需(ちょうせんとくじゅ)、そして高度経済成長を経て、見事に復興を成し遂(と)げ、世界有数の経済大国となった我が国は、二度にわたる石油危機も乗り越え、次々と新商品を開発するようになりました。
日本の優(すぐ)れた製品は、やがて東欧諸国にも輸出されるようになりましたが、共産主義国家で経済が悪化し、技術力も停滞(ていたい)したままの東欧諸国では、「Made in Japan」のハイテク製品をつくることができませんでした。
かつての歴史を知る東欧諸国民にとって、見下(みくだ)していたはずの黄色人種国家である日本の製品が、自国産のものよりも優れているというのは、たとえ日本が日露戦争でロシアに勝った国であるということが分かっていても、それはそれで屈辱的(くつじょくてき)なものでした。
ところが、日本と同じだけのハイテク製品を、マレーシアやインドネシアなど、かつて白人国家の植民地であった国々がつくっていることが分かると、東欧諸国民はより激しい衝撃(しょうげき)を受けるようになったのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
結局は、最初から
相手国を見下さない事なんだと
思います。
見下した相手(相手国)が自国を上回れば、
最初は驚き、次第に怒りがこみ上げ、
おしまいには恨みに変化していく。
見下した国の考え方次第で、相手国は
良い方にも悪い方にもなる。
けれど、そこはやはり人間ですので
仏の様な境地には到底なれないのが
常なのでしょうけれどね(^_^;)
オバrev やはり社会主義国と自由主義国での圧倒的な技術力の差というのを知らしめたというのは大きかったんでしょうね。その最大のものは米ソの軍事力の差だったんでしょうけど。
自由競争による技術力の進歩が、社会主義の限界を知らしめたとは皮肉なもんですけど、大きな社会実験の結果は明らかですよね。
さあそこで、この歴史的事実が現在の中国に当てはまるのかどうかを、実は知りたいです。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
まして「白人」であるがゆえに、同じ人間扱いしてこなかった有色人種が、自分たちよりも実はすぐれているという現実は、到底受けいれられなかったであろうと推察できます。
オバrevさんへ
黒田裕樹 > さあそこで、この歴史的事実が現在の中国に当てはまるのかどうかを、実は知りたいです。
私も知りたいです(笑)。
冗談はともかく、現在のチャイナについては、通史終了時に改めて振り返る予定ですが、社会主義に資本主義を含めるという「裏技」で当面は乗り切っても、いずれその矛盾が彼の国を苦しめることでしょう。
結局は、最初から
相手国を見下さない事なんだと
思います。
見下した相手(相手国)が自国を上回れば、
最初は驚き、次第に怒りがこみ上げ、
おしまいには恨みに変化していく。
見下した国の考え方次第で、相手国は
良い方にも悪い方にもなる。
けれど、そこはやはり人間ですので
仏の様な境地には到底なれないのが
常なのでしょうけれどね(^_^;)
自由競争による技術力の進歩が、社会主義の限界を知らしめたとは皮肉なもんですけど、大きな社会実験の結果は明らかですよね。
さあそこで、この歴史的事実が現在の中国に当てはまるのかどうかを、実は知りたいです。
まして「白人」であるがゆえに、同じ人間扱いしてこなかった有色人種が、自分たちよりも実はすぐれているという現実は、到底受けいれられなかったであろうと推察できます。
私も知りたいです(笑)。
冗談はともかく、現在のチャイナについては、通史終了時に改めて振り返る予定ですが、社会主義に資本主義を含めるという「裏技」で当面は乗り切っても、いずれその矛盾が彼の国を苦しめることでしょう。