また、それ以前の昭和60(1985)年には、アメリカの呼びかけでIMFの五大国(日本・アメリカ・西ドイツ・フランス・イギリス)による五ヵ国財務相会議(G5)が開かれ、ドル高是正(ぜせい)のための「プラザ合意」が結ばれました。
プラザ合意が成立した背景には、円高ドル安を誘引(ゆういん)することによって日本製品の勢いを挫(くじ)き、対日貿易赤字を減らすと同時に、円高で日本製品が高くなれば、輸出で富を得ている日本経済に大きな打撃を与えられるであろう、という欧米先進国の思惑(おもわく)がありました。
事実、その後の円の価値が2倍近くに跳(は)ね上がり、我が国は一時期「円高不況」と呼ばれた不景気に苦しむことになったのですが、ここから「V字回復」の復活を遂(と)げて、空前の好景気を迎えることになるのです。
なお、G5はその後にカナダ・イタリアを加えて、現在は七ヵ国財務相会議(G7)が開かれるようになっています。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





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ぴーち こんばんは!
他人(他国)の為になる様な思惑なら
いづれ報われるでしょうけれど、
相手の頭を抑えこもうとする思惑は
やはり報われないことが多いでしょうね。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 > 他人(他国)の為になる様な思惑なら
> いづれ報われるでしょうけれど、
> 相手の頭を抑えこもうとする思惑は
> やはり報われないことが多いでしょうね。
そのとおりですね。日本を懲らしめるつもりだったのでしょうけれども、我が国がその上をいく回復ぶりを見せたあたりが素晴らしいと思います。
他人(他国)の為になる様な思惑なら
いづれ報われるでしょうけれど、
相手の頭を抑えこもうとする思惑は
やはり報われないことが多いでしょうね。
> いづれ報われるでしょうけれど、
> 相手の頭を抑えこもうとする思惑は
> やはり報われないことが多いでしょうね。
そのとおりですね。日本を懲らしめるつもりだったのでしょうけれども、我が国がその上をいく回復ぶりを見せたあたりが素晴らしいと思います。