菅原氏は代々学者の一族でしたが、特に優秀であった道真は宇多天皇のご信任を受けて要職を歴任しました。894年には遣唐使の大使に任命されましたが、道真は唐の勢力が衰えていることを理由に遣唐使の中止を進言し、認められました。その後907年に唐が滅亡したため、遣唐使は二度と派遣されることはありませんでした。
897年、宇多天皇は実子で母が藤原冬嗣の血を引く第60代の醍醐天皇(だいごてんのう)に譲位されましたが、宇多上皇は醍醐天皇に菅原道真を引き続き重用するよう強く求められました。そして899年、道真はついに右大臣となり、同時に左大臣となった藤原時平と肩を並べることになりました。
「このままでは道真率いる菅原氏によって藤原氏が築いてきた栄光を乗っ取られてしまう」。焦った時平は、901年に醍醐天皇に対して 「道真が自分の娘婿である斎世親王(ときよしんのう)を皇位に就けようとしている」というデタラメな密告をしました。
この讒言(ざんげん、他人をおとしいれるために事実でないことを告げ口すること)を信用された醍醐天皇は、直ちに道真を北九州の大宰府(だざいふ)の役職である大宰権帥(だざいごんのそち)へと左遷(させん)されました。2年後の903年、道真は左遷先の大宰府で失意のうちに亡くなりましたが、この事件がやがて我が国全体を揺るがす大騒動へと発展することになるとは、当時の誰もが予想できないことでした。




いつも有難うございます。
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marihime 黒田さんこんにちは♪
留守中にコメントいただきありがとうございました。
またこれからもよろしくねσ(゚ー^*)
marihimeさんへ
黒田裕樹 > 留守中にコメントいただきありがとうございました。
> またこれからもよろしくねσ(゚ー^*)
お帰りなさいませm(_ _)m
またこちらからも訪問させていただきます。
ウミタク 初めまして!ご訪問とわざわざコメントまでありがとうございました!<(_ _*)>
いつもちらちら見させていただいてます!
またうかがわせていただきますね!
ウミタクさんへ
黒田裕樹 > 初めまして!ご訪問とわざわざコメントまでありがとうございました!<(_ _*)>
いえいえ、日本史好きという記事を拝見しましたので、応援させていただきました(^^♪
科目の好き嫌いは先生次第といいますからね。良い先生にめぐり会えてよかったですね(^_^)v
> いつもちらちら見させていただいてます!
> またうかがわせていただきますね!
有難うございます。こんな講座で宜しければ、いつでもご訪問下さいm(_ _)m
NoTitle
徳薙零己 原稿用紙320枚の小説(http://ameblo.jp/tokunagi-reiki/theme123-10008744135.html#main)がこうまとまると、小説の募集に提出する梗概はこう書けば良かったのだなと思わせられます。
徳薙零己さんへ
黒田裕樹 お久しぶりです。
小説、一気に読ませていただきました。素晴らしい力作ですね。
ブログをご覧の皆様にもお勧めします。
http://ameblo.jp/tokunagi-reiki
> 原稿用紙320枚の小説(http://ameblo.jp/tokunagi-reiki/theme123-10008744135.html#main)がこうまとまると、小説の募集に提出する梗概はこう書けば良かったのだなと思わせられます。
梗概=あらすじは簡潔さが要求されますから、徳薙さんのような長編小説は大変ですよね。小説とは展開が全く異なりますが、ご参考になれば光栄に思います。
留守中にコメントいただきありがとうございました。
またこれからもよろしくねσ(゚ー^*)
> またこれからもよろしくねσ(゚ー^*)
お帰りなさいませm(_ _)m
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梗概=あらすじは簡潔さが要求されますから、徳薙さんのような長編小説は大変ですよね。小説とは展開が全く異なりますが、ご参考になれば光栄に思います。