しかし、中国大陸や朝鮮半島における共産主義の台頭によって、アメリカが得られた果実がほとんど存在しないという厳しい現実や、大戦末期からの米ソ対立の激化(げきか)が、いわゆる「トルーマン=ドクトリン」などの対ソ封じ込め政策を招いたことによって、アメリカは「日本の弱体化」を目論(もくろ)んだ従来の方針を改めざるを得なくなりました。
アメリカは、我が国を政治的に安定した工業国として復興(ふっこう)させるとともに、東アジアにおける自由主義陣営の防波堤(ぼうはてい)として共産主義陣営に対峙(たいじ)させ、西側陣営にとっての東アジアの友好国と位置づけようとしました。
しかし、「東アジアにおける自由主義陣営の防波堤」という我が国の立場は、戦前からの本来の姿と全く同じでした。そんな我が国を、「日本憎し」という感情もあって、自らの手で徹底的に潰(つぶ)したアメリカが、わざわざ再構築しなければならなくなるという話は、皮肉以外の何物でもなかったのです。
(※下線を引いた事例については、リンク先もご参照下さい)





いつも応援いただきまして、本当に有難うございます。
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- 黒田先生
青田です。
結論として、トルーマンの
考えが非常に甘かったですね。
(骨折り損のくたびれ儲け)
日本を過大評価して、ソ連を過小評価しすぎていました。
実は、ヤルタ会談の時に英国のチャーチルは
ソ連の脅威を感じていて、東西冷戦を予想していました。ただ、この会談の時、ルーズベルトは、病気で、ヘロヘロ状態でした。
その後のトルーマンがアメリカの国際戦略の失敗にとどめを刺しましたね。
これは、歴史のifですが、もし、大東亜戦争の中盤くらいの
、日本と講和条約を結んで
アジアにおけるアメリカの権益を日本に認めさせ、日米同盟を結んでおけば、
ソ連への抑止力になったし、アメリカのアジアでの権益も確保できました。
アメリカの国益にとって、誰が本当の敵であり、
『敵の敵は、味方。』という言葉を知っていれば
良かったのですが。。
青田さんへ
黒田裕樹 ビジョンの欠如は政治家にとって本当に致命的であることの好例ですね。
我が国も例外ではないですが、もう少し視野を広く持って対応できればと悔やまれます。
ぴーち おはようございます!
我こそは全知全能の神だ、世界の警察だと
豪語する人間の浅知恵を見たような
そんなお話ですね。
どんなに優れていようが、
同じ人間が考える事は、知れたこと。
ましてや、暴力で得た財産や権力を
振りかざしてみても、誰も
その人間が素晴らしいとは賞賛しないでしょう。
誰もが認めるような(世界の国々が)
努力を地道に活動してこそ
初めて認められる権限だと思いました。
ぴーちさんへ
黒田裕樹 仰るとおりですね。
力ずくで従えたところで、反感を買うしかありません。
周辺国を納得させて世界からの信頼を得る。
我が国はそういう方向を目指せればと思います。
青田です。
結論として、トルーマンの
考えが非常に甘かったですね。
(骨折り損のくたびれ儲け)
日本を過大評価して、ソ連を過小評価しすぎていました。
実は、ヤルタ会談の時に英国のチャーチルは
ソ連の脅威を感じていて、東西冷戦を予想していました。ただ、この会談の時、ルーズベルトは、病気で、ヘロヘロ状態でした。
その後のトルーマンがアメリカの国際戦略の失敗にとどめを刺しましたね。
これは、歴史のifですが、もし、大東亜戦争の中盤くらいの
、日本と講和条約を結んで
アジアにおけるアメリカの権益を日本に認めさせ、日米同盟を結んでおけば、
ソ連への抑止力になったし、アメリカのアジアでの権益も確保できました。
アメリカの国益にとって、誰が本当の敵であり、
『敵の敵は、味方。』という言葉を知っていれば
良かったのですが。。
我が国も例外ではないですが、もう少し視野を広く持って対応できればと悔やまれます。
我こそは全知全能の神だ、世界の警察だと
豪語する人間の浅知恵を見たような
そんなお話ですね。
どんなに優れていようが、
同じ人間が考える事は、知れたこと。
ましてや、暴力で得た財産や権力を
振りかざしてみても、誰も
その人間が素晴らしいとは賞賛しないでしょう。
誰もが認めるような(世界の国々が)
努力を地道に活動してこそ
初めて認められる権限だと思いました。
力ずくで従えたところで、反感を買うしかありません。
周辺国を納得させて世界からの信頼を得る。
我が国はそういう方向を目指せればと思います。